いざという時に便利なレトルトですが、痛風ケアが日常化している我が家では、なかなか食べる機会が無いということもあります。
消費期限ぎりぎりになってしまった炊き込みご飯の素。
普段使いづらいのはこういうレトルト品には見えないプリ体がたっぷり入っていることがあるからです。
いったいどのぐらい入っているのかが全くこちらにはわからないものなので、念のために危険物は避けるということになります。
そうは言っても、非常時の場合は気にしていられませんのでレトルト品も備蓄品として、同じようにプリン体の多い鯖缶などと一緒に常備品になっています。
いただきものも大体その扱い。
期限が近づくと食べて、減ってきたら補充しています。
これはお米2合用ですが、我が家は薄味なので3合炊いてちょうどいいお味です。
それにしても……こういう市販の物って具が少ないですね。
いっそ具無しのほうがレトルト感が無くて「手抜きした」とお隣さんに思われないかもと思って具をよけて盛り付けてしまいました。
この日は娘の食欲がない日で、炊き込みご飯だけでご飯が終わりそうでしたので、具はそちらへ。
お隣さんのおかずは前々日に娘が食べられなかった「鮪カマの塩焼き 」の残りものアレンジ料理です。
鮪カマ焼きと小松菜の生姜醤油和え
ワカサギの甘露煮(市販品)
牛蒡とキャベツのサラダ
人参の煮物
トウモロコシとヒジキの和え物
厚揚げとニラの味噌汁
炊き込みご飯2杯(レトルト使用)
鮪のカマ焼きは2種類紹介しましたが、塩と醤油なら醤油のほうが脂っこさが少し抑えられて香ばしくもなるようでしたから、生姜と醤油で和えました。
しっかりした味があり水分も適度にある小松菜と鮪の脂は予想通りの相性でした。
炊き込みごはんから具を抜いた分、野菜も海藻も魚も大豆加工品もと欲張ってバランスを整えましたが、レトルトの見えないプリン体があるので、タンパク質は控えめになってしまっています。
あまり摂ってはいけないものを減らすことで必要栄養素まで減ってしまうことがある、そのバランスが食事制限で難しいところです。
一般的に市販品を使うことは便利で簡単なのに、ケアに普通食用を利用しようと思うとむしろ面倒ということもありますね。
自分で取る出汁ならプリン体の量がどのぐらいか素材の量で判断できます。
その点、手作り品のほうが献立が簡単になります。
なんだか矛盾していますが。
慣れるまでに多少手間がかかるのは仕方がないと思います。
無味無臭で目に見えないものを減らすのですから、厄介を覚悟して取り組みましょう。
10年もやっていると市販の顆粒出汁でも味の判断で使いこなせるようになりますし、外食した時にも大まかに摂取した量がわかるようになります。
そうなれば、ほぼ普通食でのケアが可能になります。
プリン体の量の感覚を覚えることが手抜きへの道ですね。