パラリンピック開催中です。
日本人には不評だったらしいパリオリンピックですが、私は開会式をとても興味深く拝見しました。
いかにもパリ。長い歴史の中で培われたエトランジェの街ならではというパリの精神性みたいなものがちりばめられていて、パリらしさ満載で楽しかったです。
閉会式も楽しみにしていたのですが丁度宿に缶詰での勉強中で、帰宅したらオリンピックは終わっていました。
実を言うと、私はパラリンピックのほうがもっと楽しみです。
テレビ放映が少ないのが残念ですし、なかなかテレビの前に座れる時間帯にやってくれないのも残念。
その上、このところは疲れが溜まっていて夜に起きていられなくて、開会式から見そびれています。
こういうある程度定期的なイベント事だけではなく、不定期であっても「何度も巡ってくるけれど中身はその時々で違う」というものは世の中にたくさんあります。
我が家の料理もそういうものの一つ。
同じ食材ですが、どんどん調理法が変わっていき、進化していきます。
それを使ったメニューも料理名は同じなのに、毎回合わせる材料や味付け、盛り付けが微妙に変わり、新しい料理になります。
地産地消に拘る地物だけでの組み合わせも良いけれど、グローバルに外のものを取り入れて融合させていくとたまに失敗もあるけれど、思いもかけない進化を遂げることだってあります。
それって「エトランジェ」なイメージの中の一つ、「異文化の組み合わせ」かなと。
鶏手羽元の八丁味噌カレー
筍と干し椎茸と人参の煮物
盛り合わせサラダ
刺身蒟蒻
キュウリのピクルス
キャベツのスープ
白米ご飯2杯
八丁味噌のカレーというのは、既に商品化されてレトルトで存在しています。
私も一度しか見かけたことがない商品ですが。
近所で手に入らないもので面白そうなものは自前で作ってみるのが私流。
色は茶色ですが、味はまろやか系です。
スパイシーに振ると八丁味噌の風味が消えて隠し味になってしまうようです。
味噌味を全面に出つつも、カレーだな~という味で一応完成にしました。
女子ご飯は温め直しを考えないので、普通にカレーライスとして盛り付け。
こういう冒険はちょっと手間暇かかります。
先日の怪しいオムライス「キャベツ包みオムライス風 」も似たような感覚ですね。
オムライス自体が日本で生まれた外国の料理のオムレツとピラフの合体料理ですが、それにロールキャベツを合体。
ただ、お腹を満たすために作る、日常の家事だから作るという気分の落ちた状態で嫌々やる日もありますが、実験的な遊びとして作る料理は頭も使うし作業も大変なのにも関わらず、それほどストレスが大きくなりません。
人間とは面白い生きものです。