健康のために積極的に食べたい青魚ですが、プリン体の多い青魚でもあります。
買った中で一番大きいものを選んで1尾を痛風ケア料理として割り当てます。
小さい鰯が一尾ではあまりに寂しいですから。
たんぱく質を補うために、角麩と豆腐。
価格高騰中の野菜を少量ずつながら組み合わせて、虫にやられて2つしか収穫できなかったエンドウをも添えて、なんとか品目数と栄養を確保。
近頃、女子ご飯まで野菜が行き渡らず、なかなか厳しいです。
異常気象で育ちが悪い、見た目が悪い、品質が落ちる……つまり規格外。
それだけの理由なら、それを安く売ってほしいです。
経済的な理由がいろいろあるらしいのですが、それは聞いただけの話なので書きませんけれど……。
食糧危機が叫ばれる時代、日本が突然戦争に巻き込まれてもおかしくない世界情勢で、環境激変、異常気象がまだまだこの先続いて行く中です。
今までの固定概念を打ち破って、世の中のために本当は何が重要なのか、どこを改善し、どう対策を練って、貧しい人まで行き渡るように食糧を生産し十分に流通させるかを真剣に考えたいですね。
そんな野菜が高くて手に取れない中、この鰯です。
なんと1尾20円。噓のようなお値段で発見。
漁業を営む方たちも、漁獲量は落ちるわ、経費はかさむわ、異常気象で漁場も激変中だわと、とんでもなく大変でしょうに。
鰯の辛子醤油フライ
添え野菜
ヒラタケとトマトのマリネ
小松菜の和え物
角麩の煮物
キュウリの酢の物
豆腐と葱の味噌汁
新生姜ご飯2杯
一尾20円の理由は、大きさが中途半端なのと、刺身にするにはほんの少し遅いタイミングということもあるかもしれません。
が、一番はお店の人が何か目玉を一つと思われて破格の値段をつけてくださっているからだと思います。
このお店で感じるのは、可能な限り生活の苦しい人の味方でいようとする姿勢。
こういうお店が残っていらっしゃると、自己中心で他者を思いやらぬ今の日本の社会や日本人の陰湿な攻撃性が感じられて恐ろしく感じる日常の中にあっても、「まだ日本も捨てたものじゃないな」と思えて気が休まります。
もっと苦しい人もいらっしゃるけれど、私も相変わらず社会復帰できていませんのでごめんなさいと思いつつ、周囲の人が選び終わるのを待って、買いました。
辛子醤油で下味をつけてから衣をつけて焼き揚げにしていますので、ソースやたれは無しです。
鰯フライがメインですが、私の中では先日紹介した「新生姜ご飯 」がメイン。
新生姜のさっぱりした風味を纏ったご飯が、魚料理と相性抜群。
単品でも美味しいですが、これは組み合わせで美味しさが何倍にもなります。
刺身でも良し、焼き魚や煮魚でも良し、当然揚げ物でも良し。
おかず、ご飯、おかず、ご飯、おかず……エンドレスな危険度です。
多くの人の努力と厚意を経て口に入るもの。
望まれるような高額商品の購入ができず、特売品と見切りワゴン購入という、十分なお金でお礼を返せない私のような消費者も増えていますが、食事をいただく時に感謝の気持ちだけは忘れずにいたいものです。