めのキッチンの美味しい生活

めのキッチンで実践して効果が出た「家庭でできる通風ケア料理」と「プリン体の減らし方解説」。また、普通食の創作料理を紹介しています。

準備してあった鰯と新玉葱と人間関係#よもやま話

日頃の暮らしぶり、日常の心の持ちよう……そんなことを少し考えさせられました。

大サイズの鰯がとても安かった時に大量に買って、捌いて冷凍してあります。

この鰯は自家用ではなくて夕食デリの食材に良いと思って準備してあったのですが、三月は別の人が増えたので一回お休みでと連絡が入り、先月は全く音沙汰がありませんでした。

今月もそのままで、何の連絡もありません。

やたらと濃い味こってりを求める若者たちのウケが悪い健康的な料理だからクビになったのかもしれません。

実際はどうなのかわかりませんが、準備を続けている側のことを思えば「お断り」という伝えづらい内容であっても、きちんと伝える心は必要です。

人間関係が大事だと口癖のように言っている人たちですが、本当の意味での人間関係がわかっていない気がしていました。

どうやら私の気のせいでは無かったのかもしれません。

料理嫌いなので夕食デリが無くても全然問題ないのですが、人の心やこれからの日本を思うと(私のような社会参加もまともにしていない人間が気にすることかどうかわかりませんが)残念でもあり、哀しくもあり、不安にもなり、恐ろしくもなり……。

いずれにしても、鰯が冷凍庫で場所を取っています。

それで一部を使う事にしました。

味付けして小麦粉をつけて焼く。味付けムニエルという感じですね。

このサイズの鰯は臭みが出てきますから、臭み消し兼味付けに辛子が欠かせません。

鰯の辛子醤油焼き

鰯の辛子醤油焼き
ブログランキング・にほんブログ村へ

鰯の辛子醤油焼きの痛風ケアメニュー

鰯の辛子醤油焼きの痛風ケアメニュー

鰯の辛子醤油焼き
添え野菜
茄子のお浸し
ひじきの煮物
小松菜のごまだれかけ
塩麹漬け
豆腐と分葱の味噌汁
白米ご飯2杯

 

下の娘はいつもの「鰯の辛子ソースフライ 」のほうがいいようで、ちょっと不満足な顔をして食べていました。

確かに、フライのさくっとした衣の中からふわっとした身が出てくるというのはとても美味しいですからね。

今年も5月の連休で宿泊を伴う勉強会に行きましたが、その前に作った料理です。

留守もするし、雨の前に花壇を整えておこうとゴソゴソやっていたら、ご近所さんが塀越しに手作りの新玉葱をくださいました。

足場が無いと塀から顔が出ないような高さの塀です。

住む前からこちらに「塀を作ってほしい、作らないのはこちらの塀を利用するつもりなのか」「軒は敷地から距離を置いてくれ」など注文が多く、最初の転居の挨拶では「前の住人が酷く、土地の持ち主も嫌な人だったのでお宅とはもう近所づきあいしたくない」といきなり言われてとても驚いたものです。

前の人とは繋がりが一切ないと伝えてあげたくても取り付く島もない感じで、とにかく、挨拶に持参した品だけお渡して早々に引き上げました。

その様子から、とても辛い思いを抱えて何年も暮らしていらっしゃったのだろうと思えました。

私としては避けられる理由が自分たちではないとはっきりしたので大丈夫。

そのうちなるようになるだろう、こちらは喧嘩する気も無く、嫌う必要性も無いので、普通に姿を見れば挨拶するようにしました。

一緒に挨拶に行ってびっくりしている娘たちにも、すぐに共通認識を持ってもらうように話しました。(お隣さんは近所づきあいしなくて、関わらないだろうと放置)

その後3年ぐらい、警戒して挨拶も返してくださらなかったのに、少しずつ、すこしずつ……とてもゆっくりと相手の気持ちがほぐれていっているようです。

移り住んで8年め。

その年月分、心の傷が深かったのでしょう。どんなにお辛かったことか……。

玉葱をくださった最初はそのお宅の工事でこちらの敷地に作業員が立ち入った時のお詫びで、「怒って来られたら面倒」という感じで、こちらに対してまだまだ恐れも抱いていらっしゃるご様子でした。

ただ、その後、挨拶が返ってくるように……。

今年も一応工事はあったけれどもこちらには全く関係ないものでした。しいて言えば音かな?程度。

昨年は特に何もないのにくださいました。

これで玉葱をくださるのは3回目です。

少しずつでも緊張や恐怖が減って、気持ちが楽になっていっていらっしゃる様子が感じられます。

私にとって、それはとても嬉しいことです。