鰯フライ。子どもの頃、鰯の臭みが苦手で嫌いでした。今は好きです。
おそらく輸送方法が進化したために、臭みが出ない鮮度の高い間に手に入れられるようになったからでしょう。
このフライは私の作る定番品です。
子どもの頃、家計に優しかった鰯を使えるようにと、同じように臭みが苦手だった母のために、臭みをいかに消して食卓に上げるかと研究した結果のフライです。
目指したのは鰯の旨味を引き出しながら一体化する味。
当時、母も食べてくれ、以後、この味付けで天ぷら、フライ、ソテーなどができるようになりました。
昔々の子ども時代のことです。
決め手は辛子。
日本人はすぐに生姜と酒をイメージする臭み取りですが、臭みが気になる人にとっては、それらが臭みの存在を際立たせることも多いのです。
痛風ケアにつき、少し大きめの鰯は一尾にして、それよりプリン体の少ない魚肉ソーセージでお皿にボリュームを出しました。
鰯の辛子ソースフライと魚肉ソーセージとセロリのかき揚げ
添え野菜
小松菜のお浸し
めかぶの酢の物
モヤシの和え物
白菜と人参の塩麹漬け
エノキダケと焼き油揚げの味噌汁
白米ご飯2杯
今から、先日手伝いに行った昔の仕事関係の人の所へ行って、夕方までお手伝いです。
今日の午後は人手が足らないそう。
誰でもいいわけじゃないと思っていらっしゃるらしい中で声がかかったので、お断りする気はありません。
ある程度の信頼があってのことなのでありがたく嬉しい気持ちですし、そんな相手のお気持ちに答えたくなるのは人として当たり前ですね。
私の提案が形になって、結果をご本人がお気に召して、喜んでいてくださることも喜びです。
私は誰かが喜んでくれることが大好きです。
相手の反応に期待しないことにして毎日のケア料理を考案してお出ししていますが、私の生き方の根底には他者に喜んでもらいたい気持ちがあります。
他者が喜んでくれると心が満たされます。
人間関係は「相手ありき」なことが多いです。
やることなすこと、心の中まで逐一否定されて心身が壊れたのも事実ですが、人と気持ちが通じ合う僅かなことをきっかけに復活したのも事実です。
人を生かすも殺すも周囲の人次第。
そこのところは人間のとても難しい部分だなと思います。