めのキッチンの美味しい生活

めのキッチンで実践して効果が出た「家庭でできる通風ケア料理」と「プリン体の減らし方解説」。また、普通食の創作料理を紹介しています。

蕪の甘酢漬けの思い出#よもやま話

単品できちんと紹介したことの無かった蕪漬けです。

大きめの白蕪を甘酢に漬けたもの。京都名物の千枚漬けが有名です。

子どもの頃、父が好物だった千枚漬けですが、お高くて買えないものですから、母が頑張って大きな蕪を輪切りにして作るようになりました。

が、父の味の注文に応じきれない残念な結果に……。

鮮明な記憶。父の食べ物への時々のこだわりには私も実家にいる間中20年近く応じていましたが、母が台所で試行錯誤している姿をあまり見かけなかったので印象的でした。

その後、まあまあの味に落ち着き、蕪も半月切りになり……定着。

今でもお正月には母が「今年は美味しくできたから、食べて見て」と言うのですが、正月早々嘘つきになりたくない私は困惑します。

申し訳ないけど……ごく普通の味です。

私の舌は父譲りのようです。

母が私に蕪の味見をさせるのは、母も同じように千枚漬けの記憶が鮮明で、それで亡き父を懐かしんでいるのだと思います。

蕪の甘酢漬け

蕪の甘酢漬け
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材料は同じでも、作る人によって味が変わるのが料理の面白さであり、伝えようと思うと難しいものでもありますね。

蕪、塩、昆布、砂糖、酢、鷹の爪。

違いが出る原因は、それぞれの素材をどう選ぶのか(どの蕪?どの塩?……)と、配合、切り方、時間。

物価高の最中。今回の蕪は贅沢言えず、わけありの格安品。蕪の皮は別料理に使うけれど、今回は使えそうにないほどの皮の状態で処分しました。

お正月近くなると買えなくなりそうなので、早めにと漬けてしまい、今朝味見してOKだったので写真を撮りました。

お正月までもつかどうか……それまでに安い蕪に出会ったら、また漬けます。

娘たちも好物で、出したらどんどん食べてすぐになくなってしまいます。

今年のお正月は紅白でお節料理(お節料理とお雑煮 2022年) に使うことができて色が綺麗になりました。

来年分のお節料理も可能ならそうしたいなと思って、今度はそこそこ安い赤蕪を発見して買いました。これから漬けます。

蕪が高値で買えない年は大根で代用しますが、やっぱり蕪の食感と甘みが最高です。

炒めても、煮ても、漬けても、蕪は本当に美味しいなと思う、蕪好きの私です。

切る時の感触も気持ち良いです。幸せ感があります。

なんと、そんな仲間がここにも……

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