「何?この特別感のある食事は……」
お隣さんが夕食不要という連絡で、娘が言うようにいつもと違う特別感のある夕食に。
たまに食べたくなるのが名古屋めし。
あんかけスパゲッティです。
本来の作り方を実は知りません。有名店の味を全部試したこともありません。
食べたことのある味の中で、自分が気に入ったものを再現するのが外食のゆとりのない家計の中で私ができること。
数少ない外食の経験、その時の目と舌の記憶が勝負です。
大手のお店でレトルト販売しているものもありまして、それを買えばいいのですが、値段を見てやはり棚に戻してしまいます。
やはり、自分の舌が勝負。
あんかけパスタはB級グルメに分類されるようです。
お店によってソースの味が微妙に異なりますが、どのお店もトッピングでメニューが違うだけで基本のあんかけソースは同じ(中にはピリ辛とプレーンと2種類の場合もある)らしいです。
トッピングもどのお店も似たようなラインナップらしく、高級品ではないもの。
炒め物、オムレツ、お惣菜売り場にありそうなフライ…。
野菜炒めに必需品?の玉葱とピーマンはありました。
ほかは屑野菜ミックス。蕪の皮、大根菜、セロリの葉、屑人参、紫キャベツの外葉。
魚肉ソーセージがとてもよく合いますね。このあたりがB級らしさでしょうか。
普通の輸入品の乾麺のパスタしかなかった上に、茹でる時も手を加えられず、少々物足らなかったのですが、美味。
大きなお皿にダラ~っと盛り付けるのも決まり事。
これで特別感、満腹感、節約感、幸福感、全部で満足感が味わえました。
郷土の料理であることと、我が家では食べるチャンスが少ない料理ということの相乗効果かもしれません。