北イタリアの伝統料理ポレンタ。それを今度はタコス風?にアレンジ。
「おうちでイタリアン」カテゴリーに括っていいのかと、ちょっと考えてしまいましたけども。
我が家ですから辛さ控えめ。辛いの苦手なのにチリソースの味は好きという下の娘のためにスイートチリソース。
チリソース、トマトソースのダブル使い。
具はズッキーニ、オクラ、チーズに、ピリッとスパイスの利いたウインナーソーセージ。
残念ながらチョリソーではないけれど、たまたま少し前に値引きシール付きで購入した青唐辛子入りのものがありました。
焼き上がりがピザみたいですが、ちょっとレタスをのせて半分に折って、手でつかんでガブリといただけばそれっぽい感じです。
この前のピザの時に、数人の方にポレンタって何?ときかれましたので、最初にポレンタを紹介した時の生地のリンクを貼っておきます。
ポレンタはさすが貧乏人のご飯で、少量で満腹になります。腹持ちもとても良いです。
小麦や米が買えなくてトウモロコシを粉にして、長時間かけてポレンタ(粥)を作って食べて……。
中部より北の地方では、文学作品の中に貧しさの象徴として「ポレンタを食べる」という表現が使われることがありますし。おしゃべりしていて自分の家の貧乏さを表現する時に使うこともありました。
ただし、30年前でイタリアとの身近な時代が終わり、そのまま時が止まってしまったような(結婚は正に棺桶に入るに等しかった)私は、昔のままの考えかもしれません。
ポレンタは北の寒さ、貧しさ、食糧の少なさ、開墾の肉体労働と共に、厳しい自然、美しい山々と川の流れ、つつましやかで素朴な暮らし、我慢強さ等々の多くのイメージが連想されます。
現代では高級レストランでも郷土料理としてポレンタを出しますから、そんなイメージもかなり変化しているのではないかと思います。