痛風ケアに不向きな鶏むね肉。皮を除けば高たんぱく質でヘルシーで、プリン体もたっぷり。
少食な人で少量食べればよいという人ならお勧めしても良いですが、尿酸値ケアが必要で、痛風にかかったことがある人、プリン体を減らしたい人の多くは、プリン体の多いたんぱく質の多い食べ物を好み、量もしっかりお食べになると思われます。
それでも、最低限度のたんぱく質は必需品ですからゼロにしてはいけません。
鶏むね肉は部位としては安価なので、家計のお助け肉ですから、使わないという選択はしたくないですね。
ということで、ケア中の人には皮部分を除外したら、物足らない量で常に我慢していただきます。
皮の付いている側を使うために、赤身部分を大胆に削ぎ落とすのはいつものことですが、削ぎ落した側も女子用だけでなくケア料理にも使いたいなという時もあります。
そんな時の一例。
鶏むね肉と大根と人参と昆布の煮物
牛蒡の煮物
山芋入り焼き油揚げ
カニ蒲鉾、モヤシの和え物、小松菜の和え物
蕪の甘酢漬け
麩と菜花の味噌汁
白米ご飯2杯
野菜と少量の鶏むね肉。具というより出汁感覚。メインは野菜。
そして、お出汁はプリン体の多い鰹出汁をやめて、昆布。
具としてそのまま昆布をいただきます。
山芋が入っているという油揚げ。値引きシール付きだったのでお試し。
ど~んと焼いてお皿にのせることでメインっぽくも見えます。
これで、見た目が寂しくない献立に。
鶏むね肉を控えた分のたんぱく質は、油揚げと、カニ蒲鉾、麩で補っています。
量はバックリとですが、肉だけでたんぱく質を摂ろうとしないことは、常々の健康な人の食生活でも、とても大切です。
たんぱく質に限らず、いろいろな食材から合わせ技で栄養を摂っていくとよいと考えています。