天ぷらの衣が簡単にサクサクになるという裏技はいくつか世の中に発信されていますが、しばらく前に衣に油を入れるというのを目にしました。
粉を変えたり、温度を変えたり、云十年の間にいろいろ試して来て「自分の中ではやっぱりこれ」というものがあります。
でも、油を入れるのは一度も試さずに来た(余分に油使いたくないから思いつきもしませんでした)ので、やってみました。
結果……今一つ。これでサクサクというなら、いったいどんな衣で揚げ物していたの?という感じです。
確かに、衣の火通りは少し早い気がしました。その代わり、いつもより油っこくて、天かすを作ったら少し重めのものができそう。
どうも油切れがい悪い印象でした。お惣菜の衣を連想してしまいました。
好みの問題でしょうけれど、私としては、もう二度とやりません。
ということで、今回のものは自分的には失敗作。
野菜中心の天ぷら盛り合わせなら、誰でも簡単にプリン体の少ない、ヘルシーだけど油分があって満足感の出る厳しめ痛風ケアの献立を作ることができます。
天ぷら盛り合わせ(茄子、大葉、葉ミョウガ、ヒジキ、はんぺん)
黒豆とひよこ豆のサラダ
人参の煮物
蓮根のピリ辛炒め煮
米麹漬け
小松菜と油揚げの味噌汁
白米ご飯2杯
茎ミョウガと言いつつ、葉(ガク?)ばかりです。そもそも、茎ミョウガなので、エコですね。さらに値引きシールでもう一段エコで節約。
そのまま刻んで薬味などに使うのも良いですが、今回は大袋を手に入れて、折角たくさん使えるならやってみようと思って天ぷらにしました。
そんなに鮮やかな色でもないのですが、出始めの頃という季節感はあるでしょうか。
天ぷらのメインは、はんぺんのはずだったのですが、盛り付けの見た目は、なんだか茄子がメインっぽい。
実ははんぺんの天ぷらは久しぶり。
今回作って驚いたのは、油から引き揚げたら、まるで煮物のようにシュワッと一瞬で縮んでしまったこと。
こんなのは初です。
衣でコーティングすることもあって、はんぺんを揚げるとしばらくちゃんとそのままで、食べ終わるまで大丈夫なので好きだったのですが……。
理由は、おそらく……はんぺんの素材の問題。割合でしょう。
スカスカの繋ぎばかりのはんぺんに変わってしまった……ステルス値上げ。
私まではんぺんのようにショボンとなってしまいました。
でも、初チャレンジの衣のせいかもしれません……その失敗が理由でも、やっぱり気分はショボン。
気を取り直しつつ、ついでに下の娘の好物の大葉と栄養を考えてヒジキ。
いつもより少し油っこい、しつこいお味の天ぷらで残念でした。
リベンジしなくちゃ……。