春。今年は今までの三寒四温というレベルを超えて、穏やかな日本の春とは様相が異なるようで……。
体調を崩す人も多そうですね。
心身共に、バランスが崩れやすい時期、新年度で無理することもあるので気持ちも体も休む時間を少しずつでも取る、ホッとする時間を取ることを忘れないようにしたいものです。
料理も手抜きできるなら手抜きしつつ、栄養はきちんと摂りたいですね。
ガッツリ食べて胃腸に負荷をかけて体に頑張らせるよりも、体の調子を整えるような食事を取り入れたい時期かなと思います。
冷蔵庫に何にもないなと思う日が、意外にもビタミンやミネラルなど体に良いものを取り込むチャンスかもしれないと思うこともあります。
一つで7品目になる山芋焼き
添え野菜
エリンギの煮物
鶏皮揚げの甘辛だれ
モヤシのサラダ
糠漬け
豆腐と葱の味噌汁
山芋をすりおろして焼いたものは、地味なようでも年代問わずウケがいい料理だと思っています。
我が家でも、子どもたちは幼少期から好きですし、お隣さんもお好き。
焼き加減には好みがあります。
中まで焼いたポワン、フワリとした食感が好きな人、中はトロトロの状態が好きな人。私はどちらも好き。
中をトロトロにする時は、具材無しか、生で食べられるもの、予め火を通したものにします。
今までいろいろな具と焼き加減で作って、メインだけでなく小皿料理としても登場し、具材や味を変えて何種類も紹介してきました。
今回は冷蔵庫が寂しい時に作ったものなので、乾物がメインに入れられています。
乾物として常備されている食材が、栄養バランスを整えてくれる食材ということがあって、冷蔵庫に食材が無い日も「困った時の乾物頼み」で、健康のためには寧ろ歓迎かなと思います。
今回はヒジキ、切り干し大根、人参、菜花、干しアミエビ、卵を入れました。
アミエビ、プリン体が多いので要注意ですが、量の問題で風味付けに入れる程度ですし、この全体の献立なら大丈夫です。
添えはレタスとキャベツを千切りに。この一皿だけで9品目です。
淡色、緑黄色の野菜、海藻、キノコ、芋、肉(皮ですが)、卵、豆類、発酵食品。
健康的な食事として、完璧と言っていいようなラインナップです。
超ヘルシーなのに、混ぜて焼くだけの山芋焼きは簡単で時短のお助け料理です。
忙しい、疲れている、時間が無い、気分が焦っている、心のバランスが崩れている……いろいろなシーンでささっとできます。
山芋焼きは、お腹も体も満足する便利で美味しい料理だと思っています。