毎度、魚のアラです。
アラですから形が悪いけれども、めずらしく鰆で、しかもカマのあたりの塊。
切り身にしては不格好ですが、ほぼ切り身と言っていい状態。
そして、値引きシールがキラキラ。
特に予定していませんでしたが、そういう時は迷わず買います。
買って、献立の順番の予定がある場合はそれを組み直します。
節約、エコ、家計と地球のことを考えるめのキッチンでは当然のことです。
そのままで翌日繰り越しできない予定食材は保存できるように加熱処理して保存に。
ダメなら、魚のアラを煮て保存に回します。
今回はその必要が無かったので、アラを煮て、すぐその日の食卓に。
サワラアラのしろたまり煮白葱柚子風味
ヒジキと人参とブロッコリーの軸の胡麻風味和え
ちくわのパプリカ詰め
茹で人参のレモンドレッシング
米麹漬け
豆腐と油揚げと菜花の味噌汁
白米ご飯2杯
上品な煮物にしたかったので、「しろたまり」を使いました。
「しろたまり」は麦で作った醤油のような発酵調味料。私にとっては少々お値段が張りますが、使いたくなる調味料の一つです。
醤油程の濃い風味が無い分、魚の生臭さを消す力は弱いかもしれませんし、味にパンチも少ないかもしれません。
が、そこを思い描きつつも、敢えて少し硬かった葱(冷蔵庫内の残りもの)の薄切りを加えるだけで煮ました。
魚を盛り付け、今度は新たに買い足した柔らかい鮮度の良い葱を薄切りにして盛り付けた上に熱い煮汁をかけます。
最後に柚子ペースト。残念なことに手持ちに柚子が無く、ペーストで代用しました。
ペーストは酸味が少なくほんのり甘いので、多めに。
また、よい状態の白身魚のアラが(どこまでも家計優先……)手に入ったらやりたい料理です。
地震から5日目。
頻繁だった地震の揺れも、少しずつ間隔があき、小さくなって来たでしょうか。
行方不明者の数はまだ多く、不安は大きくなり、救助活動には焦りも感じられます。
離れた場所にいる私は、今、目の前にあることをやるしかない状態。
災害現場でも、そうでなくても、いつでもどこでもやっている中身は「今、目の前にあること」。
目先に捕らわれるのではなくて、目の前にあるやるべきことを淡々とこなしていくことですね。
視野を広げて思いは広く遠くにあっても、自分一人ができることは「今、目の前にあること」だけです。
比較して罪悪感を感じても、今必要なことをしっかりしていかなくてはと思います。