その時々の胃腸の調子を見ながらの生活になると、娘が帰宅後に注文を受けて食事を作る、まるで外食店と化す我が家です。
娘のリクエスト「オムライス」ですが、これも娘は洋風の普通のチキンライスのケチャップのオムライスを連想しての注文。
ですが、我が家はケア料理専門店状態になっていますから、お客様のお口ではなくてお腹に合わせたものしか出てこない。
脂肪分を消化吸収できない、繊維が多いと消化できない、一度に普通量を食べられない等々、すべての問題を網羅してそれに合わせて調理。
「洋食風の普通のオムライスは作りません」
「じゃ、あんかけオムライス!」
「あんかけ?!さらにボリューミーになりますが、お客様大丈夫でしょうか?」
「う、うん。大丈夫、平気平気!」
注文通りの「オムライス」でもほぼノンオイル。卵を焼く時にほんの僅かに植物性の油を使っただけです。まず植物性の油少量から様子見です。
ソースもヘビーになるといけませんので、和風のあんかけ。
和風なので中の具もシラスで和風。
具の野菜はアスパラガスの小口薄切りで、トッピングだけ柔らかい部分でそれとわかるようにのせました。
サイズはミニサイズ。
ご飯を少量外しておいて、残した少量のシラスと葱と新生姜の甘酢漬けを加えて薄焼き卵でロール状に。
これは翌日のバイトのお昼ご飯用。これもミニサイズ。
少量ずつの食事なので、おやつも必要。
食物繊維が足らないので、パウダータイプでもかなりの細かさできな粉のような見た目になっているおからパウダーを米粉に混ぜてお団子。
これもミニサイズ。
たまり醤油と味噌胡麻は食べたけれど、きな粉は食べてくれませんでした。
予想の範囲内でも、ちょっとだけがっかり。
まあ、おやつまで用意できるのは痛風ケア料理がお休みのおかげでした。
悪いことの中にもよい面もあります。物事はすべて多面体で、いろいろな面があるものです。
世の中も人間も、そんなふうにできています。