痛風ケア時に見た目のボリューム感を出したい時には「串」が便利です。
竹串に刺すだけで、なんだかお皿がいっぱいになります。
肉や魚ではなく、大豆の加工品や練り物、野菜であっても十分な存在感でメインを張ってくれます。
串を使うのは痛風ケアの補足的な裏技でもありますね。
少ない量でも多く見せる。
ただ、同じ材料、同じ味付けでは手抜きっぽく見られますし、食べていても飽きてしまうので、こんなふうにしてみました。
変わり田楽4種(厚揚げ、蒟蒻、人参、ピーマン)
里芋の煮物
豆苗の和え物
レタスとルッコラのサラダ
モヤシの赤紫蘇和え
エノキダケと油揚げの味噌汁
白米ご飯2杯
手間がかかるので、味噌の味は同じです。
お隣さんだけ一食を作る状態でしたから、お隣さんの好みに合わせて白の田舎味噌で作りました。
全部同じ味噌だれを塗りますが、その後でそれぞれ一本ずつに違うトッピングをしました。
七味、青菜(葱を切らしていました)と胡麻油、生姜(季節なので新生姜)、プレーン、煎り胡麻。
これで5本の串が全部違う味になります。
手をかけたようにも見えます。
これなら、肉か魚がドーンと無いと物足らない気分になってしまう系の人も(尿酸値が高い人はだいたいこれに当てはまると思いますが……)見た目と、味の変化と、ご飯が進む味噌ということもプラスに働いて、ベジタリアンみたいなメインおかずでもご満足いただけるのではないかと思います。
痛風ケアで不足しがちなタンパク質は厚揚げの串2本でしっかり。
肉や魚ではない時は満腹感も大切なので、蒟蒻を厚揚げと同じ大きさで大きめにして、小皿にも里芋を使って、物足らなさが出ないようにします。
手間がかかるようでいて、それほどでもないので、楽だと思います。
味噌だれも作りたくない人は、この食材ならば市販品のつけ味噌でも問題ないのではないでしょうか。
食べる人の満足感があり、ケアとして栄養バランスが最低限整い、格安素材で手間もそこそこ。
家庭でケア料理を続けるためには必要な要素です。