めのキッチンの美味しい生活

めのキッチンで実践して効果が出た「家庭でできる通風ケア料理」と「プリン体の減らし方解説」。また、普通食の創作料理を紹介しています。

スイカの思い出#よもやま話

節約生活の我が家、果物を買うと予算オーバーになるのであまり登場しません。

ご近所さんからいただきました。

玄関先で受け取った下の娘の「ありがとうございます」に交じった子どもみたいな「やったぁ~!」という声がきこえてきました。

心の声まで駄々洩れです。

何年ぶりでしょう?……スイカです。

上の娘が来る日まで我慢して、彼女はその場で食べ、欲しい分だけ持ち帰り。

彼女の横に並んで、バイトで留守中の下の娘とお隣さん用にスイカをカット。

子どもたちが小学生の頃、家ではこんなふうに一口サイズのボール状にしてフォークでパクパク食べられるようにしていました。

ちょっとしたパーティー気分でしたね。

スイカ

イカ
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夏になるとスイカを必ず買う父を失って以後、スイカはやって来なくなっていました。

晩年は祖父と同じように認知症で介護も大変でした。

祖父を家族で看取ったように父も家で、という母の気持ちがありました。

が、当時は私が仕事をやめて家事と家業を手伝いながら母の思い通りに動いて、父が男同士で風呂や下の世話をしてくれてこそのことだったはずです。

男手が無く、手下の私が結婚で同居していなくて付ききりではない状態に、DVその他で私がダウンとなって、私のように安易に命令できないらしい姉を使う状態がしばらく続きました。

父の症状が重くなると、母も諦めて父は最後は施設でお別れとなりました。

そんな父とスイカの思い出は、夏の風物詩という印象で、私にも娘たちにも共通する部分があります。

「庭で食べろ」「種を飛ばせ」父の子どもの頃とも被っている思い出なのでしょう。

私のDV生活が父の介護と重なった時期からあまりに心身が弱ってしまって、その後回復してもアレルギー反応が強いままでスイカが食べられなくなり、家で全くスイカをみかけなくなったことは、娘にとっては寂しい事だったようです。

下の娘はおじいちゃんが好きだったので、その思い出にたっぷり浸れるように、スイカの懐かしい食べ方オンパレードにしてやりました。

口いっぱいにかぶりつくサイズ。そこそこの普通のかぶりつきタイプ。スイカジュース。

さすがに種飛ばしはしませんでしたが、満喫したようです。

おじいちゃんが強烈過ぎて忘れてしまっていたボール状のこの食べ方と、お漬物も作ってやったら思い出して母親(私)とのスイカの思い出も懐かしんでいました。