何も飲み込めなくなった娘。全く飲み込めない2日間が過ぎ、ようやく、痛みが我慢できるところまでになったから、水分が飲めると言い始めました。
味覚障害も少し回復傾向が見えていた様子なので、何が食べたい?と聞けば、例によって「パスタ」。
はいはい。
自分は高熱が下がったところでしたから、食欲も何も無し。
半人前を娘のために作りました。
朝は寝ていて、一応、お昼過ぎに起きて、これがお昼ご飯。
夜の注文は「ハヤシライス」。痛風ケアのためにルーは買い置きが無いし、非常用のレトルト置き場をさがしたけれどハヤシライスはありませんでした。
ケチャップやソースを駆使して、なんちゃってハヤシライス。トロトロ卵なら喉の通りもよいだろうということでスクランブルエッグを作りました。
私もさすがに三日も食べないのはよくないと、お付き合い。とにかく飲み込みました。
次の日はまた夕方まで寝っぱなしの娘でした。「ツナクリームスパゲッティ」の注文。
非常用のツナ缶。これも一人分のみ。
娘も私も、この辺りから咳が出始めました。
週が明けて、火曜日に病院が開いたら(なぜか月曜休み)、娘の咳止めをお願いするために電話診療予約を取ろうと思いました。
私は熱が下がった段階で、ほぼ大丈夫な状態。ただ、普段から風邪をひくと肺炎を併発するので、咳が気持ち悪い。
普段内科には全く行かない私ですが、娘のついでに診療予約を取る決意をしました。
火曜日の朝、何度もリダイヤルボタンを押して、なんとか予約。
「まだ自宅療養ですか?」と言われてしまったけれど、20代がどうしたら入院できる?って感じです。
娘は条件反射的に「大丈夫で~す」を繰り返す意味のない診察。
私は検査のために病院まで来るようにという指示。
日傘でガードしながら歩いて移動ですが、道行く人はよけてもくれず、「どけ」とばかりに酷い人は正面から突っ込んできます。道も広がって歩くし、マスク無しの人も。
完全にウイルスまき散らし状態の私が病院にたどり着いた時には、神経性の胃痛が出てしまったぐらい。
検査は建物の外で。結果は翌日。保健所はいつになるか不明。
娘の薬と自分の薬を薬局前の路上で受け取り。
これで肺炎の危険も少し去るし、娘の咳が止まれば、私の療養期間が過ぎればバイトに復帰も可能かもと、希望を持ったのですが……そこにとんでもなく大きな落とし穴がありました。