よい子はほんと、真似しないでくださいという感じですが、娘が何も喉を通せなくなった時、私の熱は39度(一般なら40度)に達しました。
そんな中で狂ったように娘になんとか栄養をと、ボーッとする頭で必死に考え、補充の無い冷蔵庫を覗き込みながらキッチンに立ち続けました。
「お腹が空いた」という娘。お腹が空くのに飲み込めない。熱は37度で変に止まったまま。普通の人なら38度なので決していい状態ではありません。
シャバシャバした濃度の低い水分より、むしろ少し濃度があるほうがいいという娘。
微妙な濃度の差で飲み込めません。
スープも難しくなっていました。
お腹空いた感だけでも少し軽減できないかと、思いついたのがこれ。
ササミ(茹でて冷凍してあったもの)と米(おにぎりにしてあったご飯を再加工)です。
ライスプディング? 甘いのは食べません。これはテリーヌ?
米なので粘度が出ます。冷めたら団子でしょうけれど、温かい状態で娘に。
ササミの味はしっかりしているし、炭水化物も入っているので少量ながらもスープ系とは違う満足感があったようで、このお料理番組で使うような調味料入れの小さな器いっぱいを1時間半かけて食べきってくれました。
「少し食べた気がする。食べ物食べてる気がする」と言ってくれました。
冷蔵庫には熱を出す前に買った食材がまだ残っていて、食品ロスになりそうに……。
お隣さんのご飯を作らないと食材が全然減りません。
厚揚げ2パックの1パックは頑張って焼いて醤油垂らして私が食べましたが、さすがに喉を通らなくなってきて……この際、お隣さんが食べられないように料理したら食べられるかもと思って作ったこれは、元気な時ならパクパク行くはずなのに、さすがの私も40度の熱では一口しか飲み込めず。
美味しいはずなのに……。生ごみ行き。
いつもならあり得ないけれど、今回、生ごみ行きにしてしまったのは、厚揚げ一袋、レモン1個、ピーマン1個。玉葱8分の1個。
あと……怖いな~と思っているのが糠床。ウイルス入れたくないのでそのままになっています。もうだめになっているかも……。
私の顔も腫れあがり、熱を持ってすごいことになっていました。娘が横になったのを見計らい、ようやく自分も横に。眠れるはずもなく、1時間ごとに起きだして、水を一口、みかんの缶詰を一口。トイレ。また横になり、また起きて水とみかんとトイレ。
一口ずつしか入らないのにトイレの回数も量も多いこと。
とにかく、悪さをするものを外へ出そうと細胞が頑張っているのです。ひたすら応援。大丈夫、よい子にみんな戦っている。私の脳はストレス過多だった別居前とは別物というぐらいに健康。正常に動けるはず。
偉いぞ。がんばれ。すごいぞ。
そうやって自己治癒力をガンガン上げていきます。
人間なんて、もう嫌だ、もうだめだと思ったら負け。
もう諦めないことにしたのです。だから別居もできたし、恨みも何も無く加害者であるお隣さんに体に良いご飯を毎日きちんと作る生活もできるし、人として間違いなく再生してきたのです。
人は、何がどうなっても、どんなところからでも復活できる。
世の中週末。高熱の中で電話診療予約の繋がらない電話をかけ続ける元気も無いし、ましてや病院まで歩けるはずもない。
今夜が私の山だね。うんうん。気持ちの準備が早かったから、今一生懸命抗体を試しては制作しているはず。そうそう。細胞は頑張っている。
人間の体は、原則的に勝手に治るような仕組みでできている。
カウンセリングのためにしっかりそこを習ったよね。
言い聞かせつつ朝を迎えたら、郵便ポストに数か月前に手続きをして通った結果として資格認定書が届いていました。