食材別、プリン体の減らし方の記事を書くのは……かなり時間がかかり、面倒です。(実は、今日も今朝からずっと何時間もこの記事にかかりきりです)
でも、尿酸値が高く、困っている人、薬ばかり飲んでいる人、痛風発症の不安を抱える人は多そうなので、なんとか頑張ろうと思います。
さて、今日は大豆。昨日、一般的には良質のタンパク質だからと鶏ササミという危険物を食べるぐらいなら、良質のタンパク質の大豆がいいですよと説明しました。
鶏ササミの場合、100gに153.9mgのプリン体、乾燥大豆が172,5mgです。
大豆のほうが多いと感じた人は騙されています。この大豆、「乾燥」です。
乾燥大豆を水で戻して嵩は倍ぐらいになり、しかも、水に溶けるプリン体は水で戻すと戻した水に溶けだして減ります。戻し水を捨てて新しい水で茹でると、また減ります。どこまで減るのか私はとても気になるのですが、残念ながら数値は公開されていません。
大豆の絞り汁である豆乳は濃度にもよるのでしょうが、100gにたった22mgのプリン体です。すごいですね。
尿酸値が高めの人がタンパク質不足を気にするのなら大豆がお勧めです。
大豆入りハンバーグ 大豆のカレー炒め
大豆のケチャップ煮 大豆の磯部揚げ
ひじきと大豆入りかき揚げ
玉ねぎの卵とじ(玉丼用)
漬物
麩とわかめとねぎの味噌汁
白米ご飯2杯
肉魚のプリン体の多いタンパク質食材よりも大豆が良いとわかっていても、醤油味の和風煮物だけでは飽きてしまいます。
でも、頭を柔らかくするといろいろできますし、メインとして堂々と登場させることができます。
肉を全部大豆に換えなくても、肉の半分を大豆に換えたハンバーグなら、お肉の風味もしっかり楽しめますし、大豆のペーストを混ぜるよりそのままのほうが肉の味が損なわれません。
ケチャップ煮にはハムを加えて肉の風味を足しています。
揚げ物は豆嫌いの人でも意外に食べてくれます。
いろいろ試しましたが、誤魔化して大豆を入れるより、大豆そのものを美味しくいただくという考え方のほうが美味しくなりますね。