随分前にいただいていた冷凍品のハンバーグが、冷凍庫に眠ったままになっていました。
業務用の冷凍品のようです。
家で作る普通のハンバーグの味とは少し異なります。
決して不味いものではありませんが、そのまま食べると少々癖が感じられ、濃いめのソースと合わせたら美味しくなると思われる味。
これは、ご飯よりパン。
そう思ったのですが、娘に食べさせるタイミングを探して、ずーっと冷凍庫に。
大袋にゴロゴロと入っていて嵩張るので、夏が来る前に片付けたい気持ち。
今月半ばから一週間近く、娘のバイトが無い状態でした。
チャンス到来。
若い頃、こういうハンバーガーに憧れました。
パンに隠れて中身が見えないようなぺったんこのものではなくて、パテに厚みがあって、トマトが入っていて、ガブッといったら顎が外れそうなもの。
子どもの頃に見ていた「トムとジェリー」のトムが作るサンドウィッチみたいな。
実際は食べづらいというか、食べられないものだけれど、ちょっと憧れ。
あり合わせ品で組み合わせて行きました。
市販のハンバーグに確実に合うであろうケチャップとマスタード。
家にあるケチャップは濃いタイプで、マスタードは輸入品の粒タイプ。
スライスチーズは普段買わず、ブロックを切ったせいで隠れて見えません。
たまたま漬けてあったピクルスに、野菜室のトマトと地産コーナーの訳あり品のフリルレタスらしきもの。
何年も前の旧ブログの時にハンバーガーを紹介した時はサワドーパンで、当然、自家製ノンシュガー、ノンオイル、ノンエッグ、ノンソルト… … つまり粉とサワドー菌だけのパン。
今回は、敢えて色々入って味の付いている市販品の値引きシーツ付きバンズをチョイス。
料理は素材が良ければ確実に好きな味に作れますし、味付け不要でも美味しいです。
が、普段使わない加工品であっても、味の組み合わせの妙を楽しむことができます。
市販品には市販品。
市販ハンバーグと市販バンズ、市販調味料は好相性。
市販の独特の風味同士が気になる部分を打ち消し合い、美味しい部分を引き立て合ってくれました。
くどくならないように生野菜を多めに、上のパンが落ちるのをものともせず、強引にのせれば我が家流。
娘、大満足。