めのキッチンの美味しい生活

めのキッチンで実践して効果が出た「家庭でできる通風ケア料理」と「プリン体の減らし方解説」。また、普通食の創作料理を紹介しています。

病院食 6 退院、そして

この日は担当医の元々の出勤日。

朝、担当医の意向でまた造影剤を入れた検査をしただけで、その後結果も何も伝わって来ません。

土曜日にはまた講座がありますし、何よりお隣さんの食事の提供が滞っています。

下の娘がなぜこんなに何日も作れないのかと理由を聞かれてどうしよう、どうしよう?とラインをしてきていました。

お隣さんから「帰る」以外のメールが来ると恐怖で私の血流が異常になるので危険ですから、下の娘もワタワタです。

もう、帰らなくては……。

巡回診察の時も看護師さんの体温チェックも、同じようにただ絆創膏を張り替えるだけが続いていました。

巡回の医師に尋ねたら「たぶん、表面だと思いますが、とにかく安静にして。色がもっと赤くなったらすぐ教えてください」と怖いことを言われしまいました。

もう担当医頼みです。

状況を知りたい。

朝食も昼食も何事もないかのようにこんな感じで提供されました。

いつも通り……?いや、いつも通りじゃないです。なんと朝食にプリンとヨーグルト。

目が点……。

お昼のレタスも入院して初の生野菜で、温野菜しか出ないのかと思っていたのでびっくりでした。

病院食 朝食 里芋と油揚げの煮物 焼きのり 白米ご飯 プリン ヨーグルト

病院食 朝食 
里芋と油揚げの煮物 焼きのり 白米ご飯 プリン ヨーグルト
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病院食 昼食 茹でキャベツとサニーレタスのサラダ 豚肉の衣つきソテー ブロッコリー コーン さつまいも煮物 白米ご飯 

病院食 昼食 
茹でキャベツとサニーレタスのサラダ 豚肉の衣つきソテー 
ブロッコリー コーン さつまいも煮物 白米ご飯 

夕方、とうとうベッドから起き出し、ナースステーションに行きました。

「担当医の診察ができないからとこれで2泊したんですけど~」

皆さんまるでこの人頭おかしいんじゃないの?みたいなお顔でこう答えました。

「は? 外科には担当医システムはがありません」

「……?」

ええっ?! あ、いや、でも……。

するとそこへ通りがかった看護師さん。

「あーっ、そうでしたよね。今日も診察まだ? 先生(担当医)にきいてみますね」

二日前の退院取り消し時に担当してくれた看護師さんで、思い出してくれました。

忙しすぎた担当医(脳外からの指名医とでも言えばよかったのかしら?)がやっと現れたのは夕方、食事前頃でした。

すぐさま確認してもらえ、検査結果も教えていただき、完治までの見通しを教えてい炊けて、我が家の特殊な(DV)事情のために退院してOKということでした。

ようやく化膿止めの抗生剤が処方され、絆創膏の手持ちをくださり、ちょっと世間話。

私の傷については「出血」としか連絡がなく「てっきり動脈かもと思っていて、検査を入れた」のだと、いろいろ事情が透けて見えました。

脳外科と外科。担当制、チーム制。メリットとデメリット。

どちらにしても縦横の連絡のスピードと丁寧さ、気遣いが重要ですね。

心理的な穴を減らす意識がないと、それぞれのデメリットが出て患者もスタッフもいい状態にはなりません。

「システムとルールを守って一生懸命」だけでは成り立たないこともあるのです。

多方向への人間関係(心遣い)と細かな情報伝達と共有。そして責任感と決断力。

自分を振り返る良い機会になりました。

退院手続き中に夕食時間になりました。

最後の病院食は、しっかり座っていただきました。

病院食 夕食 焼き白身魚 インゲン ブロッコリー 小松菜と油揚げの煮物 白菜の酢煮 白米ご飯

病院食 夕食 
焼き白身魚 インゲン ブロッコリー 
小松菜と油揚げの煮物 白菜の酢煮 白米ご飯
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小松菜の煮物は私が作ったらこんな味に煮るだろうと思うようなホッとする味で、白菜の少し酸味のある味付けは、私が切り干し大根でよく作るような味で、葉野菜もこうしても美味しいなと、アイデアがまた増えました。

ご飯を食べて、書類を出して、時間外出入口から外に出ました。

結局、二回の入院で本を7冊読破しました。

たくさんの初めての体験ができ、いい時間でした。

傷の完治まではまだ長くかかるそうです。

歩いて電車に乗り、乗り換えて、また歩いて家に。

ようやくシャワーを浴びてホッとしました。

ところが……。

もううんざりです。でも、また「ところが」な事態。