術後はベッドで院内を走り、ベッドから検査台、検査台からベッドと寝たまま移動。
なるほど、こうやって動けない人を台からベッドへ、ベッドから台へと移動させるのか……と。
町内の緊急医療所設置訓練でもたもたしていたことを思うと、こういう訓練もしたほうがいいな、知っているといいなと思いました。
何事も車いすを待たせて自分が(ベッドなので)先にエレベーターに乗ったり、除けてもらって廊下を進んだり……というのも稀有な体験でした。
日常では車いすを優先する習慣がついているので視点が変わって興味深い体験でした。
そんな病院の日常は私の非日常で、たくさんの気づきや学びの体験がありました。
二日間は寝た切りでした。
水分の取り方も上手くなり、ご飯も首だけクイっとしてパクリと食べられるようになりました。
何事も慣れと工夫。味噌汁だってこぼさないで上手にいけます。
が、そんな新たに身に着けた技もすぐに必要が無くなり、短時間なら車いすOKに。
診察にも車いすを押していただいて外来や検査に行く状態も初体験。
食事の間とお手洗いの時だけ座って良くなりましたので、今度はお通じのために牛乳を飲みました。
子どもの頃に給食でお馴染みだった名古屋牛乳。昭和当時は瓶でしたけど。
平成の子どもたちの給食はもうこのパックでしたね。
お味噌汁の具は白菜やキャベツが多かったです。
おかずにキャベツの時はお味噌汁が白菜、おかずが白菜の時はお味噌汁にキャベツ。
大根や玉葱、油揚げなどその日によってもう一つの具材は違いました。
多種類の食材が出るわけではないけれど、ある中でかなり工夫して作っていただいている印象でした。
私が特に注目したのは、切り昆布と油揚げの煮物。
昆布がドッカ~ンですが、これがなかなかに美味しかった。
我が家のメニューに加えたいと思いました。