食費軽減、食材不足の時には、天ぷらっていうのが昔からの主婦の知恵ですね。
給料日前になると天ぷらが出てくるという話も、昔はよく耳にしたものです。
肉や魚が買えないなという時、昔は野菜が安かったのでそんなふうにして家計の助けにしたものです。
今は野菜も高いので何とも言えません……が、痛風ケア料理としては野菜の天ぷらはとてもお勧めです。
とかく野菜料理はさっぱりした味になりやすい中で、天ぷらは揚げものなので油分もあり、衣で大きくもなり、満足度が高くなります。
プリン体は揚げる野菜と、衣の小麦粉に含まれる分だけで済みます。
肉や魚の天ぷらは調理時にプリン体が出て行かない上に、加熱で縮んで一回り小さく感じますし、口当たりが良くてパクパク食べてしまいます。
そのため、肉や魚の天ぷらはそれほどお勧めしませんが、かき揚げの中に少し加えるのは、満足度アップにつながりますし、少しずつのそれらの栄養が摂れるのも魅力です。
尿酸値が高いだけでなく、痛風の痛みが出ている時は野菜だけにするか、加えるならこのように混ぜ物が多そうな格安系で、製造過程でプリン体が失われるタイプの練り物を混ぜ込むとよいです。
今回はいただきものの辛子マヨネーズの入ったカニ蒲鉾を合わせてみました。
かき揚げ3種と大葉天ぷら
(玉葱と辛子マヨネーズ入りカニ蒲鉾、人参、エノキダケ)
金平牛蒡
切り干し大根の煮物
カレースパイス納豆
糠漬け
豆腐と葱の味噌汁
白米ご飯2杯
カニ蒲鉾のオレンジ色があまり見えていませんが、食べれば入っています。
細めに切った人参だけのかき揚げも悪くないです。
エノキダケだけで作るかき揚げもなかなか。そのまま天ぷらもいいですが、切ってバラバラにしてまたまとめて揚げる形になりますが、こちらのほうがカリッとしますね。
そして、大葉。
先日から衣をいろいろ試しています。時間が経って食べるお隣さんにパリパリ状態を維持しておきたいです。
昭和の時代なら二度揚げというのがセオリーでしたが、もっと時短で手間いらずの他の方法は無いものかと。
今はいろいろな粉の種類がありますから、子どもの頃天ぷらの衣についていろいろ実験していたのを思い出しつつ、新たな手法をと久しぶりに実験中です。
これは時間が経ってもバリバリです。
が、バリバリ過ぎると娘に言われました。
話が痛風ケア料理から外れてしまいましたので、戻します。
野菜だけではタンパク質不足になるので、簡単に納豆で補います。
クミン、コリアンダー、ガラムマサラ、醤油、上から色を付けるためにターメリック。
いつも同じ味では楽しくないですから、時々納豆も味を変えています。
こうすると、肉や魚を使わなくても栄養バランスも整いつつ、プリン体を控えつつ、満足度の高いケア料理になります。
組み合わせ次第で特別なものを作らなくても、ただの普通食がケア料理になります。
そういう普通食を続けて行けば、何の苦労もなくプリン体を控えた食生活が続けられるということも知っていただきたいなと思います。