我が家で昔からふわふわオムレツという名前の卵液を泡立てて焼く、パリのモンサンミッシェル名物風のオムレツ。
ただし、モンサンミッシェルではしっかり蒸し焼きにしてスポンジケーキのように仕上げるようですが、我が家は中まで火を通してケーキ食感は好まないので、半熟にしあげます。
半熟にするとどうなるかというと、すぐに食べないと空気が抜けて潰れていきます。
さらに、こんなふうに混ぜ物をして焼き上げると、火からおろした途端にショボン。
人参のマッシュ入りのふわふわオムレツと茄子ソテー
切り干し大根の酢の物
ニラのおひたし
梅のせ冷奴
キナウリの塩麹漬け
エノキダケと油揚げと葱の味噌汁
白米ご飯2杯
茹で人参をマッシュして泡立てた卵液の中に加えて焼きました。
まだデジカメが買えないので、携帯電話で色が綺麗ではありませんが、オレンジ色のオムレツです。
形は見てわかるとおりにしぼんでしまっています。
半熟と言ってもお隣さん用なので火を通しめにているのですが、混ぜ物するとキツイですね。
小さくなったので、急遽、茄子を添えてお皿を埋めました。
味は良いけど、見た目が悪い。
失敗ですね。
小さくなるのだから、小さくまとめるように焼けばOKだったのに、食材の都合でどうしてもメインを張ってもらおうと無理をした結果です。
次は、違う形に焼きます。
失敗は成功の母。
日本人は成功した人の話ばかり聞きたがって、あちこちで開催される成功談の講演にお金払って足を運ぶ人も多いようですが、実際は成功談なんて役に立たない自慢話がほとんど。
ですが、失敗した話はそこをクリアするアイデアが浮かべば成功に大きく近づきます。
我ら凡人には、失敗談こそが役に立つ。
でも、失敗談は成功談と違って成功へのキモの部分を含んでいるため、なかなか聞かせてもらえないのが実情です。
損得勘定の資本主義的感覚だなぁと思いますね。
何を持って成功とするかは人それぞれ。そして成功への道は一つじゃないし、どの道を通るかはその人がその人に会った道を選ぶもの。
その人の人生ですから、これが成功への道、これをしたら成功するなんてことは安易に言う物ではないと思っています。他者の人生に責任は持てないのだから。