プリン体を減らしたい人のための、めのキッチンの食材知識。今日は「はんぺん」。
我が家が使うような安物の「はんぺん」は材料のほとんど山芋ですから、野菜の中に加えてもいいぐらいな気分です。
でも、本来は魚のすり身がメインの食材です。魚加工品でタンパク質源。
タンパク質となれば基本的にプリン体多めになりますね。
でも、山芋と空気を含んだふわふわの構造で、ほかの練り物よりも嵩に対してのプリン体が少ないのは見ても明らかです。しかも、はんぺんは白身魚で作ります。
ですから、はんぺんはプリン体を減らしたい人のケア食にお勧め食材です。
少し厳しくし過ぎてタンパク質をおまけしたい時には無論便利ですし、メインに据えられればかなりプリン体を減らした厳しめケアができます。
体の調子と前後数日の食事内容を考慮しつつ、上手に利用したい食材です。
おでんに入れるだけではなく、いろいろ使えますね。
はんぺんは煮るとぷっと膨れて大きくなりますが、冷めるとあっという間に気泡が潰れて縮んでぺったんこになってしまいます。
メインに据える時は見た目のボリュームを保つため、煮る料理は避けたいです。
さっとバターでソテーするのも美味しいですし、チーズをのせて焼くだけでも美味しいです。
ボリューミーに見せるには一番最初の写真のように揚げ物にするのがお勧めです。
これはそれぞれ人参、黒豆、ブロッコリーの芯を使ってかき揚げにしてあります。すぐに火が通るはんぺんに合わせて、外の具材は予め下茹でが必要です。
衣ときちんと混ぜることで、ぷくっと膨れたはんぺんを衣がグッと支えてくれてボリューミーなまま食卓に届けられます。
揚げ物ということで、メインに据えても満足感が高く、はんぺんですからお皿にドンと盛っていくつも食べてもそんなに心配がなく、ケア中の人にも喜ばれるでしょう。
はんぺんは作る側にとっても買って来たらすぐそのままでも食べられる食材で、調理時間も少ない上に家計に優しいですから、負担はありません。
積極的に利用したい食材ですね。