プリン体を減らしたいけれど、塊肉をガッツリ食べたい。
そういう時にはどうするかというと、まずバラ肉を選びます。
バラ<ロース<モモ<ヒレという順でどんどんプリン体が増えますから、とにかくバラ肉を選びましょう。
それを、まずは下茹で、または下煮するのが鉄則です。余分な脂肪、アクも取れますし、何よりプリン体が水に溶けだして減ってくれます。
豚バラ塊肉の煮豚は塩、酒またはワイン、少量のスパイスで薄味にします。茹でても煮ても、一度に多めに煮て、冷凍保存しておけばいつでも簡単に使えます。
主張の強くない味にしておけば、洋だけでなく、和にも中華にもエスニックにも加工できます。
プリン体の染み出た煮汁はケアの必要な人には使わないようにしましょう。ケアの必要な人は肉だけで煮込んだ汁は使いません。
煮汁を捨てるのが勿体ないと思う時、ケア不要の人になら、脂とアクを取り除けばスープストックとして使えます。
ソースやタレもプリン体を控えるためにベタベタにしないように気を付けますが、おかずにするなら味が薄くなるのは避けたほうが良いです。
焼く場合はバラの中でも脂身の多いところを使うか、下茹でしてから焼きます。
食卓にのぼる全品を眺めて、肉より野菜が多くなるようにします。
注意点はいろいろありますが、それらに注意をすれば肉を使っても厳しめケアが可能になります。
足の痛みなどの症状が出ている時でも野菜ばかりではうんざりしてしまいます。
精神的に無理なく、その後ずーっと長く続けて習慣として変えていかねばなりませんから、ダメな食材を数えるよりも、どう工夫したら食べられるかを考えたいものです。
体の不調は心を整えることでも大きく改善しますから、精神的負担をかけないようにしながら、プリン体を減らした食生活を定着させていきたいものですね。