プリン体を減らしたい時の食材選びは悩みますが、プリン体を減らすだけでなく、体を維持する栄養素は最小限、きちんと取り入れる必要があります。
ですから、極端に制限して偏ることないように、何でも食べましょう。ただし……ちょっと工夫して。
プリン体を控えましょうっていうと、「毎日精進料理になる」と思ってしまう人がいらっしゃいますが、そんなことはありません。
毎日こればかりは困りますけれど、これはたまに食べて大丈夫。

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豚ロース肉のとんかつ
千切りキャベツ
人参の煮物
ヒラタケの煮物
キュウリのピクルス
ミョウガの甘酢漬け
ナメコの味噌汁
豚ロース肉は バラ肉に次いでプリン体が少ないほうの部位です。
豚肉を買うなら、バラかロースにして、ヒレやモモは避けるほうが得策ですね。
プリン体は筋肉細胞にたくさん含まれ、脂肪部分には少ないので、できるだけ、脂肪がほどよく含まれた切れを買いましょう。
食べ過ぎなければよいので、私は100gを基準にしています。できるだけ、それ以下に抑えています。
何が何でも100gよりたくさん食べたい日や、症状が表に出ている最中で痛くて厳しめにケアしたい人は、調理の際、下茹でしてから調理するか、焼く揚げるより煮るを選んで煮汁は捨てるとよいでしょう。
ただ、煮ると同じ100gでも見た目のボリュームが出ず、肉が小さく見えて寂しい気持ちになってしまいます。
ケア料理には気持ちの満足感も大変重要です。
満足感を味わいたいなら……ソテーならボリューミーな野菜を加えたソースをプラスして、トンカツなら衣で自然に大きくなってガッツリ系の満足感が得られます。
そして、もう一つ裏技。
盛り付けです。
ロース肉は左右の片側の端に脂肪が固まって存在します。それを利用して、脂肪の少ないケアに向かない部分と、脂肪の多いケア向きの部分を、一緒に食べる誰かの分とすり替えるのです。
これは私の分とお隣さんの分で2切だけ、すり替えてあります。
ガッツリ系好みでケアが必要なお隣さんには脂肪の多い切れを多めに、ケア不要でタンパク質不足がちで痩せたい私には脂肪の少ない赤身部分を多めに……と双方に得なように簡単チェンジです。
「脂肪部分にはプリン体が少ない」と覚えておいて、肉を選ぶ時、盛り付ける時に少し気を使っていただくだけで、プリン体の量がじわじわを変わってきます。