ある病院のある日の朝食。
食パン、ジャム、マーガリン、スクランブルエッグ、アスパラ人参(焙煎ごま)、
バナナ、牛乳。
食パンは2枚。ジャムはリンゴでした。バナナは半分。
味の無い格安の惣菜みたいな卵。素材の味のほとんど無い茹で野菜。
なんだか子どもの頃の不味くて拷問のようだった給食を思い出しました。
我が家の朝食は……え~っと、食べたり食べなかったりです。それぞれバラバラ。
家族がちゃんと仕事なり学校なりで昼間に留守なら、私は朝昼兼用で1食で、
今のように半分コロナニートさんたちが家に居ると昼を作らねばならないので、
朝は食べないとか、子どもに付き合って食べるとか……体に悪い生活です。
そんな中で、ある日の寝坊さんとの朝昼兼用パン食の日。
茹で野菜の上に、鮭をほぐしたものを周りに、真ん中に卵を割り入れ、
マヨネーズ、胡椒、ハーブ、チーズをのせてトーストしました。
ボリューム大、カロリー大で朝昼2食分の栄養を補う気合いのトースト。
娘はこれにスープ、私はコーヒー。
栄養的には当然、病院食のほうがいいですね。こっちはデブになる食事。
病院食のパンを1枚、マーガリン、ジャムを残せば、ダイエット食かも?
さてさて、結果。朝昼晩を比べてみたら……いろいろ考えさせられました。
食事は身体に必要な栄養素を必要分だけ摂るのが望ましいものです。
病院食はその「計算」優先で成り立っています。体に文句は無いはずです。
ですが、心はどうでしょう?自分の中で疑問がいっぱいになり、美味しくないと
思いながら、どこか我慢して食べる食事。私に言わせれば、心の健康に悪いです。
心の健康を害すると体の健康は害されます。
なぜなら、「人は心(感情)の生きもの」。「人は心でできている」と言っても
過言ではありません。少しぐらい体に悪い物を摂取しても、心が元気なら平気。
今日は広島の原爆の日。体は無論、心も同時に折られた戦時中、栄養も摂れず、
多くの人があの世へお渡りになりました。ギリギリで体が残っても、心を支える
人の存在や真に強い心(思いや願い)が無いと、凄惨な終戦後を生き残ることも
困難でした。物理的に恵まれた現代でも精神面のシステムは同じことです。
その時々に心を支える「心の元気の素」が必要。心が健康なら、人として生きる、
活き活きと生きる確率が上がり、体の健康維持の確立も上がります。
ですから「心の元気の素」はたくさんあるに越したことは無いです。
食事も体の元気のためだけでなく、心の元気のために美味しく楽しくできるように
心がけたい。改めて、そんなことを強く思いました。