めのキッチンの美味しい生活

めのキッチンで実践して効果が出た「家庭でできる通風ケア料理」と「プリン体の減らし方解説」。また、普通食の創作料理を紹介しています。

金時人参と柚子のミックスジャム

華やかな色のジャム。

手作りジャムのいいところは何かと言えば、好きな材料で、甘さ控えめに少量から作れることでしょう。

小さな鍋でコトコト、レンジでチン、圧力鍋で一瞬など、調理法も自由に選べます。

これは圧力鍋で。

正月明けに買った見切り品の金時人参と年末にいただいた柚子を使いました。

すぐ食べきれる量ですから、甘さは保存を考えずに思い切って控えました。

金時人参と柚子のミックスジャム

金時人参と柚子のミックスジャム

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朱色でとても美しいです。

人参ジャムには何か柑橘系をプラスするのが好きです。リンゴで美味しいのですが、柑橘に比べるとインパクトが無いぼんやりした味になります。

ジャムは味も色も楽しめるので好きですが、今はジャムを食べるのが自分だけなので、少量ずつ作るようにしています。

スイーツだけではなく、洋風に料理にジャムも使いたいのですが、白米ご飯と合わせるには問題が出てくる場合がありますし、砂糖なしの素朴なパンのほうが合いますね。

この赤の鮮やかさは、私にぴったりです。

というのも、私は赤が恒常的に欠けている人です。子どもの頃から体が弱くて不健康。

全身にきちんとエネルギーを送り、保つことができないようで、省エネにできていると言えばそうですが、活力が不足気味。

そして、精神的には常に落ち着き場所を持たないで、居るべき場所を探しているタイプで、傍からは今の足下を見ずフラフラしていると理屈や常識を振りかざして言われやすかったです。

赤は足下を固める色。地に足をつけて今の場所で頑張れと言われてばかりでした。

過去の「今の場所」だった場所は「周囲に縛られてきた場」であって、私にとって苦痛な場でしかなかったです。

母や姉は家で私に濃い暗いトーンのマゼンタ色が混ざったような赤の服を着せることがありました。頑張れ頑張れ力を振り絞れと不可ばかりかかる赤でした。

夫はグレーのような地味で目立たず、動きが止まる色を着ていないと、または化粧無しでいないと「出掛けたのか」と非難しました。自分に及ぶ危険を減らそうと守りに徹して動きを止める装いの色の無い生活でした。

そういう私を自己都合で理屈を使って括りつけておく人たちから距離を置けたことで、本来自分が自分で居られる場に近づいて、落ち着く部分も出てきました。

今は足元を固める。自分の力を増幅させる。そんな時です。

またあの自分にとっての不安定な場に連れ戻されぬよう、社会復帰をして経済的自立ができれば、ホッとできます。

だから、今こそ、赤。

私に必要なのはくすんでいない、健康な美しい鮮血の、栄養を運ぶほうの赤。純粋に元気とエネルギーを生み出す赤。

年明けて1か月。半分無意識、半分意識的に、元気とぬくもりの赤やオレンジ、調和の緑、すべてを受け入れる白を使った料理をたくさん作りました。

忙しかったけれど、体は壊さず、混雑するスーパーに買い物に行かねばならないけれどもコロナに感染もせず、娘の不調もどんと構えて受け止めて無事に過ごしました。

コロナで先のことは不確かながら、資格まで単位が残り僅かになり、上の人たちに存在を知ってもらう場を数か月後にいただくことになり、じわりと半歩足を踏み出しかけた気がします。

色が直接効くと言うと変ですが、色から受ける脳の刺激は有効です。

私の経験上ですが、人は脳が動かしていますから、脳で感じること(考えること、理屈ではありません)を大切にしながら暮らすほうがプラス効果を生むものだと思います。