めのキッチンの美味しい生活

めのキッチンで実践して効果が出た「家庭でできる通風ケア料理」と「プリン体の減らし方解説」。また、普通食の創作料理を紹介しています。

いただきもので社会を憂う#よもやま話

冬はほぼニートの娘ですが、今年も無事にバイトの季節になりました。いただきものが増える有難い季節でもあります。

今年は早々に大量にいただきものを抱えて帰る日が出ました。

社員と誤解されるほど長く勤めていますが、こんな状態はコロナ以後のことです。

直接的影響ではなく、コロナによって世の中が荒み、自己中心的で排他的な精神状態の若者が増えたことが原因だろうと私は見ています。

メンタル系の一応専門家としてはそう思わざるを得ない状況です。

他者を大切にする、思いやる気持ちが育ちにくい日本の社会の状態が何年も続いている結果のようです。

ものを差し上げる側も相手のことを考えず自分たちが不要だからと大量に渡す。それをいただく側も感謝せず、他の人が欲しいものを考えず、自分が欲しいものを欲しいだけさっと持って行く。比較して良いものだけを取り、残ってまだ働く人に不要物を押し付ける。

そういう人たちの働きぶりは(娘の話の中で聴く限りですが)やりたくない仕事はやらずに放置して帰る、人が少ない日は大変だからシフトに入らないと上司の前でも平気で発言するなど、共に働く仲間という意識、平等性、思いやり、雇われている意識は皆無。客にも横柄な物言いで、お金をいただく仕事という意識すら怪しいようです。

ここ三年は新しバイトを募集しても応募も少なく、同じような人ばかりやってくると上司が頭を抱えているようです。

そんなわけで、放置された仕事を最後まで猛然と片付けた娘が、最終的に放置されたいただきものを全部持ち帰ります。

フライドポテト(いただきもの)とウインナーソーセージのジャーマンポテト風

フライドポテト(いただきもの)とウインナーソーセージのジャーマンポテト
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前回の「フライドポテトと玉葱と鮪のフラン 」で紹介したフライドポテトと違うタイプ。こちらはジャガイモ感がありましたし、薄味でしたから、リメイクアレンジが楽でした。

食品ロス問題が深刻。環境悪化や気候変動と社会の変化で食糧不足が来るはず。世の中にはこの瞬間にも飢えている人がいる。

そんな知識や視野が無いとしても、同じ物を一人が何食分も食べるのは大変、大量に持ち帰る荷物としても大変という狭い範囲の先のことすら見えていません。

人間は社会的動物で、社会を構成しているのは「他者と協力し合いたい」という人間に特徴的な基本欲求があるからです。

個人プレーでは満足感が得られない生きものなので、他者と関わってこそ真の幸福感、心の充足感を得られます。

まさに「善意は人のためならず」で、自分の幸福感を下支えするものですから、周囲を思いやる、相手の気持ちを考えた行動をするのは損ではありません。

物理的な損得勘定だけで互いにそれをしないから、精神的に損をしているのに、そこにも気が付かないほど鈍くなっているということでしょう。

人が人らしさを失っていきつつあるような空恐ろしさを感じる今日この頃です。

大量の食品ロスが出てしまった人の気持ちも、社会問題も、もったいないという娘の気持ちもよくわかりますし、自分自身の飢えていた過去を思えば、ただありがたい。

私は夜、昼、夜、昼といただきものを食べ続けました。

朝食は胃もたれするので二日間抜いて調節。ジャンク系の食べ物の自分の体の受け入れ方に慣れてきました。

娘も夕食などに食べてくれたけれど、大量の焼きそばは三日間に渡ってしまいます。

仕方がないので麺は食事じゃないと豪語する痛風ケアが必要なお隣さんにも、いただいた翌日にお出ししました。ほぼ二人前の焼きそばです。

ご飯が無いとダメなのでおにぎり付きで、品目は揃えたけれどもヘルシーとは言い難い夕食になって申し訳ないことになりました。

焼きそば(いただきもの)キャベツ炒め添え

焼きそば(いただきもの)キャベツ炒め添え
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焼きそば(いただきもの)キャベツ炒め添え
小松菜のサラダ
梅紫蘇胡麻握り
サラダ盛り合わせ
フライドポテト(いただきもの)とウインナーソーセージのジャーマンポテト
麩とワカメと油揚げの味噌汁