松前漬けというと数の子を思い浮かべる方も多いかと思いますが、数の子はおまけの具で、基本は昆布、スルメ、人参の三つ。
おまけの具はお好みで数の子だけでなく、貝なども使われることがあるようですが、そういう具材はたまたま手に入ったら使う感じの我が家です。
自家製なので味付けはわざと他にアレンジしやすい味に作っていて、甘さはかなり控えめです。甘くないほうが色々な料理にアレンジしやすいですね。
定番は炊き込みで「中華風炊き込みご飯 」「松前炊き込みご飯 」で紹介しています。数の子を入れたものでもそのまま炊き込んで美味しいです。
ほかに「松前漬けの焼きワンタン 」や「松前軍艦 」など、この二年分だけですが、正月明けにはアレンジ料理を折々に楽しんでいます。
松前漬けは具としても、出汁の素としても使えるので、最後の汁の一滴まで無駄になることはありません。
アレンジするには、松前漬けの甘さが少ないほうが簡単で、いい感じなのです。
市販の松前漬けは甘みが強いので、甘みの強いほうが美味しく感じる料理を選ぶなど、アレンジには注意が必要になると思います。
松前漬けは、汁がもうとても美味しい出汁の素です。
汁だけでも野菜などの和え物のたれにも使えますし、煮物に一匙加えると旨味が増します。
こんなふうにうどんの出汁にプラスしてもとても美味しいです。
これは具も入れて松前ですというアピールをしてみました。
具は人参と葱と油揚げ。
鰹出汁の中に具と松前漬けを入れて煮て、塩や醤油でお好みに味を調えてうどんにかけるだけ。寒い日はうどんもその中に入れて煮込んでしまっても美味しいです。