数日前から例の家庭料理のお届けのためにかなり時間を取られました。
そもそも、本当は全然主婦業には向いていない性格で、自分の力はそこに発揮されているものではなくて、家庭ではなく外の社会の仕事上での評価のほうが嬉しいし、やっていて力も出るし楽しいというタイプ。
料理は特に、自分の動きを阻害する主婦業で、メニューが決まるまで他の事が手につかないという状態になってしまうほど、私には負担です。
負担が大きくて嫌な事だからこそ、頑張り続けるためにブログを買いているわけですが……。
とにかく、お食事お届けは予算もありますし、この物価高であちこちのスーパーを渡り歩くことになり、この一週間は買い物にばかり行きました。
それだけでも時間を取られますし、物色しながら格安品を組み合わせて、人数も直前までわからないのに必死でメニューを考えながら準備。
顔を合わせることも無く、人のぬくもり無しに、料理だけで家庭料理感を出し、外食の味に慣れ切ってこってり濃いめ、塩分多めが普通になった舌を持つ若者むけの味もとなると、かなり困難であり、大変な負担だなと感じます。
そんな最中、上の娘が私が重い買い物するのは大変だろうと、ついでの時に車を出してくれました。
車の中で「最初に届けた時こんなふうだった」と感情抜きに事柄だけを話したところ、先日の「家庭料理とは何か#豚肉の甘辛コチュジャンソテー#よもやま話 」で書いたようなことまですぐに思い至ったらしく、「えー?それは……」とその意味の無さをすぐに感じ取ってくれました。
少しほっとしました。この子も正しく人の心のわかる人に育ってくれたなと。
お届け用のご飯を作りながらでは時間が全く無くて、気持ちの余裕もなかったもので昨日のお隣さんのケア料理はお惣菜で誤魔化させていただきました。
豆腐ハンバーグ(総菜)
添え野菜
牛蒡の塩麹和え
モヤシのサラダ
野菜入りさつま揚げ
松前漬け
大根皮と大根菜と油揚げの味噌汁
白米ご飯2杯
そして、こちらは全くケアしていない若者たち用のお届けご飯のメインです。
こんな保存容器から冷めたものを取り出したら美味しく感じないです……。
鶏手羽元で結構予算をくってしまいますので、これにモヤシ中心でパプリカなど数種を組み合わせた野菜サラダ。
ご家庭用ならそのままでもいいけれど、モノだけで語らせるにはモヤシのヒゲを取って一段階味を上げなくてはと、チミチミ下ごしらえで1時間以上時間がかかりました。
ドレッシングは百円ショップで入れ物を買ってきて、作ったものを入れました。
おまけには、紅生姜と大根菜と人参の具でおから入りの厚焼き玉子一切ずつ。卵も高値なので、おからで嵩増しするしかありません。
スープは水分減らして濃縮して作って置いて現地で水分を足して持参調味料で味を調え、米も持参して現地で炊飯。
なるべく要望に添うようにとなんとか肉でと工夫したこともあり、大仕事でした。
あまりに高騰しているので肉だけで予算半分使っちゃいますからね。必需品の米は減らせませんし、これが精一杯
肉を所望されたけれど、豚肉なんてとても無理。鶏肉でもギリギリでした。
物価高、頭が痛いです。