めのキッチンの美味しい生活

めのキッチンで実践して効果が出た「家庭でできる通風ケア料理」と「プリン体の減らし方解説」。また、普通食の創作料理を紹介しています。

きぬかつぎの思い出#よもやま話

里芋の皮をのこしたまま蒸して、食卓てつるんとはずれる皮を取り除いて食べる衣被(きぬかつぎ)。

お隣さん用の小皿のために、十年以上ぶり?ぐらいに作りました。

プチサイズです。芋はおかずにならないそうなので、箸休め。

不思議だけれど、里芋にはいろいろな思い出があります。

きぬかつぎは子どもたちが小学生ぐらいまで、喜んで食べていたのでよく作っていました。

皮を自分で簡単に押し出すように剥いて、ちゅるんと食べるのが楽しかったのだと思います。

生姜醤油にちょっとつけて、芋そのものを味わうのが好きでした。

きぬかつぎプチサイズ

きぬかつぎプチサイズ
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成長するにつれ、そのイベント性(?)を楽しむ気持ちが失われて、普通の煮物を喜ぶようになりました。

里芋の煮っころがし。

ぬめりのある里芋ですが、私も子どもたちもそのぬめりが好きで、わざわざぬめりを残すように煮ています。

中学生ぐらいまではそのぬめりを姉妹で競争のようにして食べていました。

昔々、そのことをブログに載せたところ……里芋のぬめりの取り方を教えますと、コメント欄にトラックバックされたことがあります。失礼なことだと思いました。

自分の価値観を他者に押し付けること、上から教える(アドバイスする)ことは相手を不快にさせることのひとつです。

そういうのは求められない限り、しないように心掛けたいと思っています。

人の好みは千差万別。良し悪しの判定基準、価値観も何もかもが千差万別。

極論ですが、普遍的に人類共通の「悪いこと」は「他者の心身を傷つけること」だけかもしれません。ほかの部分は「個人の自由意思のまま」というのが「良いこと」と考えられると思います。

ただ、世の中そんなに単純じゃない。「個人の自由意思のまま」ではぶつかって相手や自分を傷つけてしまうことも多く、簡単にはいかないので誰もが悩み、苦しみ、いろいろ大変ですね。

ところで、里芋に纏わる思い出はまだあって……長くなりますので、またいつか。

そういえば、里芋は汁物を作ってもほっこりしますね。

キノコと里芋を組み合わせて作る汁物。

だんだん冷えてきたな、秋も終わりで冬が近づいてくるなと感じる日の夕食に、里芋やキノコのぬめりが程よくとろみになって冷めにくくて体が暖まります。

とても素敵な組み合わせですね。

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