自宅療養の恐怖を味わいました。
娘の熱は37度台、つまり一般の人なら38度台のまま。顔が腫れあがりました。
「耳が痛い」「耳鳴りがする」と耳栓をし続け、「脳が膨張する」「喉が痛い」と……そして、「口の中が苦い」と味覚に異変。
私の症状の感覚では、耳の後ろから首にかけてのリンパが腫れるということのようです。娘のほうが酷い。
30歳も違うのにね……と不思議に思っていたらその素敵な心根でとても尊敬している人のブログにこんな記事。
腸内環境。
そうでした。娘はずっとそこが不具合を起こして激やせで何年も通院中。私は強くは無いけどまあ、普通に暮らせる状態。
確かに、腸ってとても大切な臓器です。
腸は日ごろから大事にしたいですね。
顔から喉が腫れていても、食べ物を入れないわけにはいきません。20代の女性の体重が30キロ台まで落ちたら、病院なら栄養補給の点滴を打つところだと思いますが、いかんせん自宅療養。
トイレまで歩くのもままならない程体力が落ちていますから、とにかく喉を通らせるためのご飯を……。
濃度の違う水分。そして卵3個使っての好物の出汁巻き卵。
この段階で、私の熱は38度でした。一般の人なら39度です。これが精一杯。
自分はもう食べる気力もありません。
ここまでに、娘のための病院に繋がらない受話器を抱え、何度も何度も電話をして電話診療予約を取り、ろくに喋れない娘の状態を電話診療で伝えたり、検査のために病院まで付き添い、薬局の薬の受け取り、検査結果の電話待ち(すぐ電話に出ないと結果はまたのびのびにされる)、保健所の電話の対応、保健所からのメール、苦手な携帯電話での通話やネット(パソコンメールなら金額も嵩まないいし操作も楽なのに)等々で、横になる間もありません。
どうやって安静にしろと?どうやって自分も病院にかかれと?
これ以上、私にどうしろと? と言う感じです。
そんな時に保健所の人、前日からずっと待たされていたところ、苗字間違って電話してきて勝手に間違い電話と思い込み、こちらの話も聞かずに切ろうとするのです。
それを必死で止めて、「苗字読み間違っていますが、かけ先はあっていると思いますが」というと「いや、間違えているのは病院です。病院のフリガナがこうなっています」と、やたらミスの責任逃れに必死……。
だれのミスかなんて、そんなのどうでもいいです。病院だって忙しいのだから、間違ってもいいでしょ……と思ったけれども言う元気もなし。
そうしたら「間違ったのは病院ですが(まだ言うの?)携帯電話の番号を教えてください。お若い方はみんなメールで、メールに従って手続してください。電話は今はもう絶対しないんです(話しかけて来るな?)」と……。
携帯番号を教えると、しばらく後にメールがいくつも送られてきました。
朦朧とした頭で、普段使わない携帯のショートメール。どこからショートメールをあけるのか、アプリも何もわからない私。
ハードすぎました……。