郷土食材の角麩。我が家の子どもたちはなんだか昭和の素朴なものも好きな変わった子のようです。
角麩なんて今の20代の人たちは地元でも知らない人が多いのではないでしょうか。
その親世代は成長と共にどんどん新しい洋風の料理に傾倒していった世代ですから、角麩なんて見向きもしなくなっていったのも納得です。
私自身、子どもの頃はそんなに好きでも嫌いでもなかった食材。
ところが、お隣さんは好まないので一度作って封印していたけれど、子どもたちは私の実家で覚えてきました。
あまりに美味しいと言うので、変わった子たちだなと思いつつ、私の好みの完全に味が奥まで浸みて、旨味を吸い込んだ状態に煮てやったら大喜び。
以後、角麩復活です。
復活すると同じ煮物ばかりではすぐ作り飽きてしまう私の変な癖が……。
角麩のベーコン巻き焼き
小松菜とトマトの和え物
キャベツたっぷり餃子
茄子の煮物
モヤシのサラダ
キュウリの梅だれ梅干のせ
ワカメと新生姜のスープ
白米ご飯2杯
ベーコンで巻いて焼いて、醤油ベースの和風だれを絡めました。
昔から高タンパクのヘルシー食材の位置づけでしたが……近頃のグルテンを避けるという流行で、敬遠されてしまう食材になりますね。
可哀そうな角麩。
自分で包んだから一応手をかけたとは言え、キャベツいっぱい入れた餃子だけがメインでは、何となく見た目が寂しいケア料理。
こんな時に煮物よりこういう焼き料理のほうが手がかかって見えて、賑やかさも追加されます。
野菜系メインのケアし過ぎの時のタンパク質補充には植物性の角麩は丁度いいです。
ついでに娘のご飯。
ご飯の上に茹でた小松菜を広げて、玉丼の具をのせ、角麩のベーコン巻き焼きをトッピングしたら、変わり玉丼。