コロナ感染の影響で仕事が休みなることのある娘のバイト先。政府からの自粛の圧力が無いので時間制限も無しの通常営業の今年です。
が、感染の影響で営業できないこともあります。
ストレス過多の上に乗るバイトのストレスだけでも減ると、少しは気分がマシな様子です。
とは言え、休みが終わればまたバイト。「お金が無いから(どんなに辛くても)休んでいられない」と言います。
そう言えば、私に便乗出店させてくれる友人が不調の時に私を頼ってくれて「調子悪くても死にそうでも、動き続けないと食うに困るからメンタルどうこう贅沢を言って休んでいられない」と言っていました。
その通りです。この切羽詰まった感じが日常化、長期化しているストレスは、体験している人にしかわからないでしょう。
彼女は仕事を休まず続けられるところまでケアしましたが、それとは別に、簡単にメンタルケアで改善する部分ではない社会的、物理的な部分が大きくのしかかっています。
我が家含めて、そういう状況の人は増えているようです。
さて、そんなことで、とりあえずバイトが休みだった時のこと。
パオズが食べたいというので、お隣さんの分だけいつも通りケア料理を作り、女子はご飯を炊かずに皮を仕込むことにしました。
手作りの饅頭でもいいし、餃子、焼売でもいいなと思いましたが、なんだかやる気になったので水煎包。
台湾料理。屋台でお馴染みだそうですが行ったこと無いし、本物を食べたことはありません。ご飯にもおやつにも、というもののようです。
具材は肉、キャベツ、ニラの三種が基本だそうですが、私にとっては昔々に最初に知った具材が高菜漬け。
そして高菜漬けが嫌いな私はどうするかというと違うものに変換。高菜以外の菜っ葉の漬物を混ぜ込んだ具というのが私ののイメージです。
イーストで発酵させて作った皮に、今回は白菜(処分品ワゴンの値引きシールで買ったので食べきる前に漬かりすぎて加熱加工に丁度よい)とキャベツ、いぶりがっこ(上の娘と半分こでお得)と豚挽き肉に茄子という二種類で。
包む形を変えれば見わけもつきます。
「あれ?!何、これ? こんな本格的なのも家で作れるの? 饅頭が出てくると思ってた…」
米の飯じゃないとダメというお隣さんに合わせ続けていた我が家。
餃子焼売まではいいけれど、饅頭、花巻、春餅などパンっぽいものはご飯のおかずじゃないのでアウトです。これもその仲間。お焼きみたいなものですからね。
封印して20年以上で、娘に作ってやったことは無かったです。
こんなに喜ぶなら、今の生活になってすぐに作ってやればよかったです。
結婚後お隣さんの好みにしなくてはいけなくなり、作れなくなった料理は意外にたくさんあって、子どもたちに悪いことをしてしまった気がします。
ニコニコして親指たてながらほおばる娘に「一気に全部食べなくていいよ。お口じゃなくてお腹の声を聴いてよ」と、つい余計なことを言ってしまったほどのヒット。
それで先日、上の娘の分もということで、量を倍にして2回めを作りました。