長期に渡る娘の体調不良、家計の赤字と、ままならない自分の社会復帰、そこにお隣さん……それを吹き飛ばそうと忙しく強引に動き続けた結果、ストレスが溜まっていたのかもしれません。
食べるか食べないかわからない人たちのための物を買い、自分のものは買わず、朝も、昼も娘は食べるか食べないかわからず(寝ているのできけないし、起きていても答えは曖昧)、起きない食べないなら、自分は家計のために食べずに我慢するか……等々、頭がグルグルする日が続いていました。
ストレスですね、明らかに、メンタルケアしないとヤバかったです。
期限切れのラスク。イタリアからの輸入品。日本人がイメージするラスクにしては大きめで、6×7センチぐらいでしょうか。
ワゴンで随分前に引き上げて非常食扱いですっかり忘れていました。
それで、朝昼兼用の一枚。
久しぶりの手抜きキョポオル。
「風」にしたのは、ちゃんとした「キョポオル」と違って、焼き茄子ではなく蒸し茄子で作ったからです。
焼き茄子すると面倒な上に、皮が捨てられちゃう。味は断然焼いた方が美味しいけれど、自分一人のためにするかな?という……。
自分に労力と時間とお金をかけられない習慣になってしまっているので、せめてお金かけたいなと思って経済的自立を焦る日々です。労力と時間のほうが安上がりだけれど、自分の収入に関係なく、そこは家族に全部持っていかれる感じの云十年です。
女性が結婚したがらなくなるわけですよねぇ……。
下の娘は結婚について「人生の墓場」だから自分の人生を捨てるなんてあり得ないと言います。労力、時間、お金、希望、平安、生命維持……すべてが脅かされた状態で云十年でほぼ廃人になった母親を見てしまったので、それも仕方がないことです。
ようやく復活を試みる僅かな自由を手にしても、老いていくばかりで社会復帰はできないままウダウダ暮らしております。
相変わらず、努力や実力が結果に結びつかない世の中です。
そんなマイナスなことが頭をよぎる時があっても、茄子の皮を食べられる状態で残し、昨日の金平になったわけです。ちゃっかり節約の小皿料理も作っちゃいました。
ちゃっかりついでにもうひとつちゃっかり。カラーセラピー。
皮を剥いたら黄緑色、ナチュラルに何度でも再生する成長する黄緑イメージで自分の中の変革の力を呼び覚まします。
そして赤で体力と気力を補い、茶色いラスクで落ち着いて足元を固め……という具合ですね。
理屈はどうあれ、講釈はどうあれ……カリカリのラスクにジューシーなキョポオルとトマトの組み合わせは色も味も食感も最高!
生きていてよかったぁ~! な味。