日々の生活の中で、食材がいつも豊富ということはありません。
高くて買えない、時間が無くて買えない、天候の都合で買えない……等々、理由はその時々で色々ありますね。
そんなあり合わせで作るご飯こそ、家庭料理の醍醐味だと思っています。
家にあるものをかき集めて、何料理とか、ちゃんとした一般的な料理とか、全く気にしないで自由に作ってOKで、失敗してもOKです。
創作料理にチャレンジするチャンス、アイデアが湧くチャンスです。
私にとって、地味なあり合わせで作ったおかずは、次への試行錯誤になっています。
麩と茄子の煮物メレンゲのせ
ウインナーソーセージ
カニ蒲鉾とレタスとモヤシのサラダ
赤オクラとキャベツの煮和え
いぶりがっこ(市販品)
エノキダケと油揚げの味噌汁
白米ご飯2杯
卵の白身が余っていました。それも、1個分だけ。
普段なら、ハンバーグなどの繋ぎに使うか、揚げ物の衣に使うか。
時間がある時なら、お菓子を作るか。
でも、おかずにしたい。焼いてもいいけれど、ボリュームを出したい。
泡立てて、汁多めのほっこりする味の煮物の上にのせて鉢物にしよう。半熟状態のメレンゲを絡めて口に入れて、ふわっ、じゅわ~~って、なんだか美味しそう。
そこまではOKだったのですが……作り始めて「そういえば、お隣さんは半熟卵はお嫌いだったわ」と……。
仕方なく火を全部通しました。煮物として麩も茄子も煮た白身も、味は美味しいけれど、気泡がしぼんでしまい、メレンゲにした意味がなくなりました。
ああ、残念。
忙しい時、お隣さん用だけを作っていたので、作り直しは無し。まんまウインナーソーセージ、レタスにカニ蒲鉾のせただけ、茹でただけなどの小皿と共にお出ししてしまいました。
こういう日も大切です。メリハリ、ハレとケなど、日常の中にもいろいろな日が必要で、いつも同じ、いつも同レベルでは心の健康が失われていきますからね。
日常の中での傍から見て小さく見えるこういうチャレンジ、お試しは実は欠かせないことだと思っています。
こちらも、そんなチャレンジを続けていらっしゃいます。
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