鯖の栄養が丸ごと摂れる便利な鯖缶ですが、プリン体は多めですね。
生を缶に閉じ込めて圧力調理ですから、製造工程で栄養も旨味も減ることが無いです。
つまり、煮魚や蒸し魚を作るのと違ってプリン体の逃げ場がありません。
青魚の栄養はたっぷり摂りたいし、プリン体は減らしたいという矛盾。
1缶一人前必要な勢いだった以前は鯖缶を諦めていました。
痛風ケアも10年に近づいてくると、肉や魚が山盛りじゃないことに慣れて、物足らなさも鳴りを潜めているはず。
年齢も上がりますから少し緩めの見直しをしていってもいいし、作るこちらも慣れて、知識も増え、組み合わせに苦労しないでメニューを仕上げられるようになりました。
鯖缶。解禁。
鯖缶と野菜のおかずサラダ
金平牛蒡
小松菜の塩麹だれかけ
胡麻豆腐(市販品)
蕪と人参の塩麹漬け
エノキダケと油揚げの味噌汁
白米ご飯2杯
蒸し暑いので口当たりがよいサラダが食べやすいけれど、ご飯のおかずとしてしっかり存在してもらいたいし、ボリュームも欲しいです。
ここでも矛盾。
でも、頭を使うことでクリアできる矛盾もありますね。
茹でたジャガイモと人参。生のトマトと玉葱。それに鯖缶。
プリン体いっぱいの缶の汁もたれとして使ってしまいました。
濃いめの和風味にして、酸味を控えめにすると野菜もおかずとして成り立ちます。
醤油ベースも美味しいし、味噌ベースも美味しいです。
中華系やピリ辛味にシフトしてもいいと思います。
洋風はちょっとサラダ感が強くなりますね。
今回は醤油ベース。
1缶の半分をお隣さんに。残りを女子に。これなら十分ケア料理です。