地味だけどほっとするおかずの代表格が和風煮物ですね。
よく「子どもの頃は好きじゃなかったのに、年齢を重ねるごとに好きになる」という言葉を耳にします。
でも、我が家は別。
子どもたちは幼いころから大好きでした。美味しい野菜の煮物は子どもでも美味しいと思うのだなと知りました。
私は幼い頃、祖母と母の料理はどちらも好みませんでした。昭和の甘辛味で、ご飯を食べるためのものという味付け。
自分の育ちは別として、私は概ね自分好みの素材の味を味わえる味付けを提供していますが、子どもたちも幼いころから今に至るまでそれを好み、煮物でもテンションが上がります。
ただし、お隣さんは好みが変わらずガッツリコッテリで(制限して盛り付けているために食べる量が減りましたが)、基本的に変化を嫌う人ですから、年齢の問題ではないですね。
私の好きな味付けは育った環境とは全く関係ないし、やはり、人それぞれ根本的な好みというのはオリジナルなものかもしれません。
さつま揚げと牛蒡と大根と蒟蒻の煮物
春菊のごまだれ和え
厚揚げの炒め煮
人参の煮物
糠漬け
三種のキノコと葱と油揚げの味噌汁
白米ご飯2杯
さつま揚げを少し多めに盛り付けてお出ししましたが、格安品のペラペラのものなので、プリン体の量に問題はありません。
もう一品厚揚げを使っても大丈夫。
この日も娘は別に残っていたものがあったはずです。娘が苦手なキノコのお味噌汁ですからね。
もう何を食べたのか忘れてしまいました。
これまた先ほどの煮物の好みのように、年齢のせいにするかどうかは問題あり。
子どもだって忘れる時には忘れますし、高齢になっても覚えている時は覚えているものです。
でも、人並みの生活を復活させたところ、脳の働きのどこかがすっきりしないというのは、露骨に感じます。リハビリで戻るのか、既に細胞が死んだのか、謎。
勉強の時の暗記能力はガクンと衰えているのは事実です。メモなど要らない人だったのが、メモ必要になっています。そういう部分が年齢のせいなのかもしれませんね。恐ろしいわ……。