今年の中秋の名月は雨模様で、折角の満月を直接観ることはできませんでした。
里芋を煮たけれど、お供えもせず。
一応バイトがあって働いて遅く帰ってきた下の娘に、里芋だけではなんとなくさびしいので……お月さま。
黒い夜空にお月様のつもり。全然そうは見えませんけれどね。
セルクルを持っていないので、焼いてから白身を丸くカットしようと思ったのですが卵が減ると悲しがるだろうなと、そのまま。
お隣さんのものと一緒に作る時の目玉焼きは蓋をしてしっかり火を通すので、我が家の目玉焼きは君の上まで白くなって綺麗ではありません。
でも、お隣さんに目玉焼きを使わなければ、半熟OK。蓋無しで鮮やかに仕上げることができて、ちょっとテンションが上がります。
自分は役所の講座のために一年ぶりぐらいに中心街に出て、コロナの中の人混みと、有料なのに公によくある内容が薄くて高速時間がやたら長いパターンで、疲れ切っていて、食べる気にもならなかったので、娘の分だけ作りました。
イカ墨ソースは市販レトルトなので、ちょっと量が多い。残った分で私の分のパスタまでありましたから、私は真っ黒な気分で真っ黒なパスタを食べてしまいました。
よくないですね。
昨夜遅く、寝ることにして横になってふと窓のあたりが妙に明るいな、お隣のお家のお部屋で電気がついているのかな?と思ってカーテンを開けてみたら電気ではなく、もっと上からの光。
カーテンを開けたまま体勢を低くして覗くように光の方を見ると、建物の間の空にちょうど月が……。
というわけで、しばらく寝転がったまま、窓枠の端の月を眺めていました。
一日遅れな上に、怠惰なお月見となりました。