私の場合、冷製のパスタは一年に一回作るかどうかという頻度です。
日本で冷たいスパゲッティが作られるようになって30年ぐらいになるかもしれませんね。
当然イタリアにはパスタを冷やすという考え方も無い時代(マカロニサラダにすることも「えーっ、気持ち悪い」とイタリア人に言われていましたからね)で、日本で生まれたと思っています。
おうちでイタリアンカテゴリーに入れてしまったけれど、日本の洋食なのかもしれません。
とは言え、今ではイタリアでも冷製パスタが広まっているらしく、旅番組のレストランのシーン等で見かけるようになりました。
さて、古き時代のイタリア人のまま?の私は、基本温かいパスタ派ですから、今回はたまたまの冷製です。
庭で蚊にボコボコにされながら、中途半端な量、悪い見た目の野菜を収穫した結果、まとめて煮るしかありませんでした。
トマトの量も濃度もまだまだでしたので、赤色がラタトゥイユまで行きませんでしたので「風」をつけました。
すぐ食べる予定もないままに冷蔵庫で2日寝かされ、冷え冷えに。
そんなこんなで、スパゲッティーニ(スパゲッティよりちょっとだけ細め、でも私はいつもこれ)を茹でて水道水でジャバジャバ。
氷で冷やさないのが私流で、麺の味を感じられるように常温で。
そこに冷たいままの色の薄いラタトゥイユをかけました。それで、ちょうど良い冷たさになります。
これは、私が勉強会に行く前の早めのお昼。
娘は暑くて毎日明け方に寝る生活になってしまって、私が出る時にはまだ起きていませんでした。
そんな時には冷製もちょうどいいです。麺にオイルを絡めて盛り付けてラップしておけば、後は娘が自分で冷蔵庫のラタトゥイユをかけるだけ。
こんな時にはとても便利です。