日差しもチリチリ、気温も上がって、夏はそこまで。一か月以上前にスーパーの麺売場が一気に冷やし中華屋つけ麺がメインになって「早すぎるし体に悪いでしょ」と思ったのに、その光景にも違和感がなくなりました。
熱々のうどんをやめて、さっぱりとするっと食べることができるように、軽く麺を流水でしめて、常温のつゆでいわゆる「ぶっかけうどん」。
この地域では私の子どもの頃にはあまり見かけなかった食べ方で、讃岐うどんが流行ってからの食べ方ですね。
「かけうどん」と「ざるうどん」が定番でした。「ころうどん」も大人になる頃に流行り始めました。「ぶっかけうどん」は「ころうどん」と同じような感じですね。
「ころうどん」は冷たいうどんに冷たい汁です。
これはそこまで冷やしていません。まだそんな季節でもない感じでしたので。
これね、プリン体少ないです。
でもお隣さんは麺もパンも軽食でちゃんとした食事じゃないとおっしゃる人なので、麺とパンはプリン体の量に関係なく、いつも女子ご飯。多くは昼食。
この日、私はオレンジ色を渇望していました。謎です。どうせ無意識にオレンジパワーの何かの効果を求めていたのだと思います。
とにかく冷蔵庫から目についたオレンジ色の人参を取り出して眺めつつ、何を作ろうかとひと思案。
そのままかじりたいぐらいの気分で、火を通す気分ではありませんでした。
オレンジ色にプラスして瑞々しさ、爽やかさのイメージとは……う~ん……これは、もしかして、「絶賛!プリン体フェスタ」の影響でしょうか。
抑え込んでいた楽しさが芽生えて外に出たがっていたのか、もっといろいろ食べたくて食欲が頭をもたげてきたのか、と言う感じでしょうか。
オレンジは食欲、楽しさ、前向き、社交性など、ポジティブ思考の塊ですからね。この勢いを維持したいという強い思いと、三日間で終わってしまったショックから立ち直りたい気持ちの表れだったかもしれません。
いずれにしても、オレンジ色の卸人参を纏った白いうどん、上からかけたつゆもオレンジ色に染まり、フレッシュな人参の甘さと爽やかさに、ホッとしたことは確かです。
フェスタ料理のほうがいい娘は「フツー」で、何の感動も無かったですけれどね。