夕方、たまにしか行かないスーパーに寄りました。驚くほど安かった鰹。
半身まるまるでしたので、ちょっと手が出ない大きさかもしれません。
何度も売場に戻って足を止め、吟味に吟味を重ねて手を出したのは下の娘。
隣の半額シールの鯛と平目の小さな柵よりうんと安かったのです。
お隣さんはお泊り日。プリン体の多い鰹は確かに狙い目。
「いっぱい食べたい」と言う娘に。本当にいっぱい。
そして、彼女は生姜や何か薬味を使わない、醤油すらほとんど使わないので、
見た目がますます地味になりますが、鰹はてんこ盛り。
パックを開けて納得。皮が付いたままでした。刺身が良いので皮と骨を取り除き、
背はそのままに、腹のあたりは葱と叩いてネギトロ風に、その下はジュッと表面を
焼いてから切って三種類にしました。
盛り合わせれば豪華鰹づくし。
こんな鰹が手に入ることは滅多に無いので、この際、満足いくまでどうぞ。
残りはまた後日、加熱調理で。
お隣さんには内緒。でも、鰹はそれほどお好きじゃないから大丈夫。
育った土地が違うので、好みも全然違います。お隣さんは刺身と言えば鰤。
私は元は鰤の刺身を食べる習慣の無い土地で育ちました。鰤を刺身にするなら
ツバスかハマチまで。それより育ったら脂が多いので焼くか煮るというイメージ
しか持っていませんでした。そういう土地でした。
ですから、鰤の刺身を見た時はとても驚きました。
当然、食べられませんでした。肉も魚も脂の多いものは苦手。
ハマチレベルですら食べられないのにとんでもないです……。
この鰹も尾のほうばかり食べました。薬味と醤油が無いと食べられない。
私はそもそも刺身はそんなにも要らないので減らし気味で、生姜多め。
娘は魚大好きなのでそのまんまで手を加えず、幸せそうに食べていました。