鉢植えのザクロがあります。
前の家の庭からお隣さんが唯一運んできたものです。
私のお気に入りだった薔薇は挿し木にできる部分だけでもとお願いしましたが、
お願いしたら聞いてくれない人で薔薇はだめでした。柚子も残してきました。
ザクロだけは可愛がっているご様子ですが、実がなるとポイっとこちらへ。
お食べになるわけではないという謎の行動です。
そんなわけで、今年も小さな実を二ついただきました。半分はそのまま食べて、
残りをほんの少しのジャムにして、それを使ってデザートに。
実はチーズの期限切れ。
先日のベイクドチーズケーキ と同じように生地を作りました。
今度はフライパンにシリコン型を置いて、土台を適当に入れて、生地を流し込み、
蓋をしてそのまま蛍火でじんわり焼きます。
決して、オーブンで焼かないと焼けないわけではありません。
レシピ無視、既成概念無視ならば、調理機材が無くても作れることもあります。
フライパンで焼けば、上に焦げ目の無い、つるんとした、レアチーズと見紛う
ほどの美しいケーキに仕上がります。
完全に冷めると、生地がほんの少し縮みます。その段階でフライパンから出して、
真夏なら冷蔵庫へ。冷えれば生地が落ち着くのでシリコン型はビロンと簡単に
はずせます。
表面が綺麗ですからそのままでもいい感じ。
ホイップクリームを絞りだして少し飾ってもいいですが、ザクロとアプリコットの
ジャムで色付けコーティング。パッと華やかになりました。
顔を出しに来た上の娘とシェアしていただきました。
ハートの真ん中で容赦なく半分に切って赤と黄色をジョイント。
下の娘はアプリコットジャムは甘いので、酸味のある真っ赤なハートを一つ。
全員大満足。