おそらく食わず嫌いですが、内臓系はどちらかと言うと苦手です。
レバーは完全にアウトで、食べられません。
子どもの頃に郷土料理の「どて煮」を食べたことがありますが、
味噌の味は美味しいのに具が食べられませんでした。
実家ではレバーしか調理されませんでしたので、ほかの部位をよく知りません。
砂肝が美味しいと耳にしたのはもうすっかり料理に飽きてしまった頃。
気晴らしに新しい食材を…というわけで手を付けました。
でも、定番の煮物「酒と生姜で臭みを消して…」では食べられませんでした。
レバーのような内臓の味と香りがふわっと漂って来ます。
煮てダメなら焼いてみる。
砂肝のシンプル炒め
添え野菜
おからのサラダ
人参の煮物五香粉風味
小松菜の和え物
白菜漬け(市販品)
油揚げとワカメの味噌汁
白米ご飯2杯
切り方も極力薄くペラペラにして焼きめしかない?ぐらいにしっかり、
ただ炒めました。途中で塩と胡椒。外には一切入れません。
薄くスライスする向きもベストな向きで、酒は絶対入れません。
これを守らないとやはり独特のキモの味がしてしまいました。
この過敏な反応を自分で観察すると、つまり、これも私にとっては
そんなに食べられる食材ではないのでしょう。
でも、これはなぜか口に合って美味しいのです。
塩と胡椒だけのシンプルさと水分が飛び、香ばしさが加わった砂肝。
同じようにレバー(キモ)が全く食べられない娘たちもこれは好物。
不思議ですよね。
たかが調理法、たかが味付け。
でも、食材の味が全然違ってくるのです。
これを料理の醍醐味と言うのでしょうか。