めのキッチンの美味しい生活

めのキッチンで実践して効果が出た「家庭でできる通風ケア料理」と「プリン体の減らし方解説」。また、普通食の創作料理を紹介しています。

痛風ケアのプリン体対策料理について 3

尿酸値の上がる仕組み、プリン体の特徴と含まれる食品。

情報として少なく大変大雑把で曖昧な現状ですが、

「痛風ケアのプリン体対策料理について 1」

「通風ケアのプリン体対策料理について 2」

なんとなくおわかりいただけたと思います。

それを踏まえて、実際のケア料理を作るに当たっての

食材選びと調理のコツを書かせていただこうと思います。

数値化、データ化がきちんと成されていないために、

私個人が6年をかけて作ったあくまでマイルール的指針です。

まずは心がけるルール

  1. 肉や魚は全部合わせて100グラム以内。
  2. 肉はヒレとササミ、魚介は甲殻類、貝、魚卵、小魚、干物は使わない。
  3. 肉、魚、豆とそれらの加工品はメイン食材として認識する。
  4. 野菜を多めに食べる。
  5. できるだけ牛乳を取り入れる。
  6. 市販の出汁、スープの素、ソース類、ドレッシングは極力使わない。

次に調理のルール

  1. メイン食材はできる限り下茹でをしてから使う。
  2. 野菜は素材の味を生かす。
  3. 見た目のボリューム感と満腹感を重視する。

1の下茹でについて

揚げ物は下茹でしてから衣をつけて揚げます。見た目は同じです。

ソテーの場合も茹でてから焼きます。豆腐も下茹でしていました。

魚を茹でるのは難易度が高く、主婦歴云十年の私でも手間でしたから、

ここは症状が収まるまで鰹を筆頭に青魚は我慢してください。

腫れが引いて痛さを忘れた頃には魚は下茹でせず、お使いください。

2の素材の味を生かすについて

野菜を美味しく食べつつ、旨味を利用する。1のように下茹ですると

実は旨味が失われて味気の無いものになります。かといって、旨味の

ある調味料を使ったらそれは濃縮されたプリン体の塊です。

茹でて減らした以上の量がほんの少量に含まれているはず。

その代わりに野菜と一緒にメイン食材を調理しましょう。

野菜は種類をたくさん使って少量の水でじっくり加熱すると

旨味が増して、それだけでも美味しいものです。

味噌汁も野菜の茹で汁を加えることで出汁の量を減らせます。

新玉葱と牛肉の食べるスープ

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具体的にはプリン体対策カテゴリーの料理を見ていただくと

少しずつその工夫がお分かりいただけると思います。

この日のメニューは春を食べようと思って作りました。

これも牛肉はほんの少しで野菜の旨味で美味しくなっています。

ナンプラープリン体の塊ですが、小さじで軽量できないほどの

少量で風味がつきます。カニ蒲鉾も少量ですね。

  

ケア料理を「食事制限」なんて思わないで、ごく普通の日常の料理、

おうちのご飯として楽しく美味しく食べていただきたいものです。

私の目指す美味しい生活は

バランスの取れた食事を美味しくいただける体と心が維持されてこそ

だと思っています。